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仮想化ソフト市場は堅調、2019年まで年平均成長12%で推移--IDC予測

2015-07-31 11:05

 IDC Japanは7月29日、仮想化ソフトウェア市場の調査と予測を発表した。ハイパーバイザなど「国内バーチャルマシン/クラウドシステムソフトウェア市場」は2014年、前年比17.0%増の522億9200万円、2014~2019年の年平均成長率(CAGR)は11.8%と予測している。クライアント仮想化ソフトウェアなど「バーチャルクライアントコンピューティング市場」は2014年、前年比9.8%増の228億2900万円、2014~2019年のCAGRは7.8%と予測している。

 2014年の国内バーチャルマシン/クラウドシステムソフトウェア市場は、大手企業におけるプライベートクラウドの構築や仮想基盤の拡張、中堅中小企業でのサーバ仮想化の導入増加によって高い成長を達成し、500億円を突破した。

 この市場の約90%のシェアを持つヴイエムウェアが2013年に続いて売り上げを伸ばし、市場の成長をけん引した。国内バーチャルマシン/クラウドシステムソフトウェア市場は2015年以降も2桁成長が続き、2019年に913億円に達すると予測している。これまで市場成長を支えてきたハイパーバイザに加え、新たにOpenStackなどのクラウド基盤ソフトウェアの導入が徐々に拡大していくとみる。

 国内バーチャルクライアントコンピューティング市場では、プレゼンテーション仮想化を実現するバーチャルユーザーセッション市場が約75%を占める。2014年は前年比9.6%増の171億8200万円。デスクトップ仮想化を実現する統合仮想デスクトップ市場は前年比9.1%増の42億9600万円。2013年は20%以上だったが、2014年は大型案件が少なく、DaaSの台頭もあり、成長率が鈍化したという。

 バーチャルユーザーセッション市場、統合仮想デスクトップ市場ともにシトリックス・システムズがシェア1位を獲得。バーチャルユーザーセッション市場の2014~2019年のCAGRは6.5%、統合仮想デスクトップ市場は12.5%と予測している。統合仮想デスクトップ市場がバーチャルユーザーセッションを上回る成長率で推移しているが、高コストの問題やDaaSへのシフトなど市場成長を阻害する不安要因もあるとした。

 IDCは、仮想化技術はサーバ仮想化のみならず、クライアント仮想化、さらにはストレージ仮想化やネットワーク仮想化にまで適用領域が拡大していると説明。IT事業者に対し、クライアント仮想化、ネットワーク仮想化やストレージ仮想化と合わせてITインフラ全体を仮想化し、ITインフラ全体に対して仮想化の効果を最大限に発揮するようなシナリオの提案を行う必要があると提言している。


2014~2019年 国内仮想化ソフトウェア市場 売上額予測(IDC提供)

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