CA Technologies、アイデンティティ管理を手がけるXceediumを買収へ

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-08-05 10:17

 ソフトウェアプロバイダーのCA Technologiesは米国時間8月4日、Xceediumの買収を発表した。今回の買収によってCA Technologiesは、アイデンティティ関連の資産を充実させようとしている。

 2000年に創業された非公開企業のXceediumは、オンプレミス環境やクラウド環境、ハイブリッド環境に最適化された特権ID管理ソリューションを提供している。

 Xceediumはバージニア州レストン(ワシントンD.C.近郊)に拠点を置いているが、ニュージャージー州と、カナダの首都オタワにもオフィスを構えている。同社は、政府機関のほか、金融業界や小売業界、製造業界の企業を主な顧客としている。

 2014年に本社をニューヨーク市に移転したCA Technologiesは、4日の買収発表で、Xceediumの「Xsuite」プラットフォームを取り上げたうえで、このプラットフォームを「CA Privileged Identity Manager」に統合することで、複数のハイブリッドクラウド環境をまたがった、よりきめの細かいロールやアクセスを提供できるようになると述べた。

 CA Technologiesのシニアバイスプレジデント兼セキュリティ担当ゼネラルマネージャーSteve Firestone氏は「CAとXceediumの技術を統合することで、特権アイデンティティ管理分野におけるリーダーシップを強化し、特権アイデンティティに関するコンプライアンスやリスクの管理を行ううえでの柔軟なアプローチを顧客に提供する」と述べている。

 買収の金銭的な条件は明らかにされていない。なお、買収は2015年第3四半期の末までに完了すると見込まれている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]