ソフトウェアプロバイダーのCA Technologiesは米国時間8月4日、Xceediumの買収を発表した。今回の買収によってCA Technologiesは、アイデンティティ関連の資産を充実させようとしている。
2000年に創業された非公開企業のXceediumは、オンプレミス環境やクラウド環境、ハイブリッド環境に最適化された特権ID管理ソリューションを提供している。
Xceediumはバージニア州レストン(ワシントンD.C.近郊)に拠点を置いているが、ニュージャージー州と、カナダの首都オタワにもオフィスを構えている。同社は、政府機関のほか、金融業界や小売業界、製造業界の企業を主な顧客としている。
2014年に本社をニューヨーク市に移転したCA Technologiesは、4日の買収発表で、Xceediumの「Xsuite」プラットフォームを取り上げたうえで、このプラットフォームを「CA Privileged Identity Manager」に統合することで、複数のハイブリッドクラウド環境をまたがった、よりきめの細かいロールやアクセスを提供できるようになると述べた。
CA Technologiesのシニアバイスプレジデント兼セキュリティ担当ゼネラルマネージャーSteve Firestone氏は「CAとXceediumの技術を統合することで、特権アイデンティティ管理分野におけるリーダーシップを強化し、特権アイデンティティに関するコンプライアンスやリスクの管理を行ううえでの柔軟なアプローチを顧客に提供する」と述べている。
買収の金銭的な条件は明らかにされていない。なお、買収は2015年第3四半期の末までに完了すると見込まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。