7.税務申告書作成代理人
多くの人は、税務申告書作成代理人と相談しながら、税額あるいは還付金がいくらになるかを計算しようとするときの気持ちを知っているだろう。
しかし、もし自分のForm W-2(日本の源泉徴収票に相当)をATM的な機械に挿入し、いくつかの質問に答えるだけで、自動的に自分の納税額を申告できればどうだろうか?いくつかの非常に複雑な税法が適用されるケースを除けば、ほとんどの人は人間の手を借りずに納税申告ができるはずだ。納税申告書は標準化されており、機械が情報を読み取り、納税者にいくつかの質問をして書類仕事をすることができる。これは、「TurboTax」などのソフトウェアで以前から見られていることだ。
もちろん、税法は複雑であり、問題や曖昧さ、例外的なことがらなどがある場合には、単に様式を埋めるだけではない、詳しい知識を持った人間が必要になるだろう。
8.営業担当者
営業には人間の感覚が必要だと言われている。しかし、特に主な製品の間に大きな違いがない市場では、電子商取引によって状況が変わりつつある。
「もし違いが大きい製品や、高額で少量生産の商品を販売しているのであれば、ある程度職は安定しているだろうが、もし大量生産の違いが少ない製品を販売しているのであれば、転職の準備を始めた方がいいだろう」とFliptopのCEO、Doug Camplejohn氏は言う。「それらの商品の取引は、すべてオンラインに移りつつある」
9.翻訳者
画像認識ソフトウェアと音声認識ソフトウェアは、言語の翻訳に大きな進歩をもたらしつつある。Googleの「Word Lens」のようなアプリケーションは、標識や文書の言葉をリアルタイムで翻訳することができ、言葉やフレーズを入力して翻訳できるアプリも大量に出てきている。一部のアプリは、ユーザーの代わりに話してくれる機能まで備えている。もちろん、このテクノロジでは翻訳できないような文化的な違いに基づく情報もあるが、単なる逐語訳であれば、近い将来完全に自動化されるだろう。
したがって、多額のお金がかかっているビジネス上の交渉や、国の安全保障の問題などについての翻訳を除けば、ほとんどの翻訳の仕事はアルゴリズムで十分な時代が来るだろう。
10.ファーストフード店員
すでにMcDonald'sは世界にいくつか自動注文式の店舗を持っており、調理を担当する店員もやがて不要になる可能性がある。この種の店舗は、顧客からの苦情に十分に対処できない可能性が高いが、テレビ電話システムで遠隔から対応できる可能性はある。
オートメーションは一部のカジュアルな飲食店にも影響を与えるだろう。テーブルに配置されたタブレット注文システムで注文するレストランは、すでに数多く登場している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。