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記事集:クラウドのネットワーク監視

「情報通信白書」に見る情報通信政策の過去、現在(2)--2030年の未来予測 - (page 4)

田島逸郎

2015-08-24 07:00

 最後に、2030年にICTによって「まち」「ひと」「しごと」がどう変わるかを素描している。まず「まち」については交通、物流などの社会システムが最適化され、インフラの維持や管理も低コスト化し、災害にも強くなる。ビッグデータ活用が地域経済の中核となるような製造業、サービス、農林水産業、医療福祉などさまざまな産業の生産性が向上する。

 「ひと」については、デバイスによる健康管理で健康が増進され、ロボットが家事や介護、コミュニケーションなどを行えるようになる。自動翻訳で相互理解も進む。「しごと」についてはロボットの導入でより創造性の高い仕事にシフトする。また、「メイカー・ムーブメント」のような個人の役割の増大により、柔軟な働き方が浸透するだろう。

まとめ

 前回と今回は、情報通信白書を通じて1985年の通信自由化からインターネットの導入、現在の多様化した状況、2030年の未来像までを見てきた。未来像を見る限り、多少楽観的すぎる印象も受けた。

 しかし、ICTの社会への多様な浸透は、通信自由化の時代、恐らくそれ以前からさまざまな形で試みられてきたもので、この2030年のビジョンもその延長線上にあるといえる。基礎技術の進化やIoT、人工知能などは単に理想的な未来を提供できるものではないと思われるが、これから先実際に社会課題の多くを解決しうるだろう。

田島逸郎
いくつかのスタートアップに関与しながら、スマートフォン情勢に関心を持ち、個人的に調査、記事の執筆などを行っていた。現在は地理空間情報系のスタートアップで、主にGISやオープンデータなどに携わる。

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