ネット犯罪者のためのオンラインギャンブルサイト攻略ガイド
RSAでは、オンラインギャンブルサイトで不正を働く者向けの一対のガイドブックが地下サイトで流通しているのを確認している。価格は200ドル。一方は48ページの小冊子仕立てで、もう一方は非公式なヒントやトリック集となっている。例えば、「カードホルダーの本人確認が甘いので、欧州のサイトは最高(特に、スペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、イタリアなど)。逆に面倒なのは、米国、英国、カナダ」などの情報が掲載されている。
他にも、デポジットの預け入れや引き出し、口座間での移し替えの方法といった、オンラインポーカールームの口座に関する詳細情報も含まれている。これらのガイドは、日付から2年以上前のものだが、その内容は現在でも役に立つ可能性がある。このガイドの作者は、「この手のサイトには、たいてい何がしかの脆弱性があるものだ。それを利用できるかどうか、君次第だ」と言っている。スマートフォン用のメッセージングサービスを悪用するネット犯罪者
RSAは近ごろ、窃取したクレジットカード番号や侵害した口座情報、サイバー犯罪用のツールなどの宣伝を手がけるあるネット犯罪者が、顧客との連絡方法として、旧来からあるメールやSkype、オンラインメッセージングサービスに加えて、新しい方法を採用していることを確認した。それは、米国で流行しているスマートフォン用アプリ「WhatsApp」である。