Googleは米国時間8月12日、「Google Cloud Dataflow」と「Google Cloud Pub/Sub」の一般提供を開始したと同社ブログで発表した。これらの2製品によって、「Google Cloud Platform」上でのデータ分析にさらなる柔軟性がもたらされる。
Google Cloudチームは、今回の一般提供開始によって、ビッグデータの活用に向けたツールがすべて出そろったことを強調している。
同社は2014年6月の年次開発者会議「Google I/O」で、Google Cloud Dataflowを初めて発表した。
Google Cloud Dataflowは「MapReduce」を置き換えるものとして設計されており、さまざまな大規模データセットに対する分析を可能にするためのパイプラインを構築し、ストリーミングモードとバッチモードの双方で大量の情報処理を実現する製品だ。
Google Cloud Pub/Subはアプリとサービスを統合したうえで、リアルタイムでのデータストリーム分析を可能にする製品だ。
Google CloudのプロダクトマネージャーRohit Khare氏とEric Schmidt氏(Google会長のEric Schmidt氏ではない)は「従来のやり方だと、それぞれ異なるAPIをもったキューイング、通知、ログシステムを考慮する必要があり、耐久性や可用性、拡張性に問題があった」と述べた。
Cloud Pub/Subは単一のAPIで複数のシナリオに対応し、1秒間あたり最大100万のメッセージを処理すると、両氏は述べる。価格は100万メッセージにつき5セントからだという。
両氏は同ブログで、今回のリリースが「10年以上に及ぶ社内でのイノベーション」の成果だと述べている。

提供:Google Cloud Platform
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。