注目高まる人工知能--押さえておきたい用語21選 - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2015-08-24 06:15

人工知能(AI)

 知的な意思決定、論理的思考、問題解決を行うコンピュータソフトウェアの研究を専門とする、コンピュータサイエンスの1分野。

チューリングテスト

 機械が人間の行動を模倣する能力をテストする、Alan Turing氏によって開発されたテスト。このテストでは、人間の判定者が別の人間および機械と自然言語による会話を行い、その会話を評価する。

強いAI

 人間の頭脳と同じくらい有用で熟練したAIシステムを作り上げるという目標に向かって取り組んでいる、AI開発の1領域。

ディープラーニング(深層学習)

 機械学習の一種で、データやデータセット内の複雑な構造や関係性をモデル化し、理解することに特化したアルゴリズムを利用する。

データマイニング

 有用な情報を引き出すことを目標として、大規模なデータセット内からパターンを見つけるプロセス。

バックプロパゲーション

 バックプロパゲーション(backpropagation)は、誤差逆伝播法(backward propagation of errors)の略であり、具体的な事例に関して既知の望ましい出力に基づいてニューラルネットワークを学習させる方法である。

ヒューリスティクス

 ヒューリスティクスは経験から引き出される規則で、AIの分野では、従来の問題解決手法よりも素早く問題を解決するために用いられる。ヒューリスティクスアプローチは従来の手法よりもスピードは速くなるが、一般的には最適とはいえない。

プランニング

 AIを搭載した機械によって実行される、計画された順序または戦略を扱うAIの分野。取るべき行動や、考慮すべき変数、実行の期間などを検討する。

前向き連鎖

 AIシステムが、解を見出すために、ある問題から「前向き」に作業しなければならない状態。ルールベースシステムを使って、AIがその問題にどの「IF」規則を適用するか判断する。

弱いAI

 弱いAIは、「狭いAI」としても知られており、あらかじめ定められた範囲の能力の中で動き、通常は1つのタスクか、複数の小規模なタスクを集中して行う、知覚のないコンピュータシステムのことを指す。現在使われているAIのほとんどは弱いAIである。

類推

 過去の経験と比較することにより、何らかの類似に基づいて問題を解決すること。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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