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クイズで学ぶテクニカル指標(5):チャートの節を読む

ZDNet Japan Staff

2015-08-14 10:53

 8月10~14日のお盆期間は、「クイズで学ぶテクニカル指標(1)~(5)」をお届けする。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が過去25年間の日本株ファンドマネージャー時代に、実践を通じて有効と考えたパターンを解説する。本日は「クイズで学ぶテクニカル指標(5):チャートの節を読む」をお届けする。

まず、クイズです

<クイズ> 勢いよく上がってきたH社とI社、買うならどっち?

チャートの節(前回の高値)を抜けていないのは、どっち?



 H社には、何らかの材料か思惑があるようだ。1カ月ごとに株価が急騰するのだが、1000円を抜くことができずに急落している。現在、3回目の上昇で940円まで上昇しているが、まだ、前回の高値を抜いていない。したがって、ここで買うのは得策ではない。その理由は以下の2点だ。

  1. 過去2回の急騰時に1000円で買った人たちは、その後の急落で「しまった!」と後悔している。チャートの節(1000円)に近づくと「やれやれ助かった」と売ってくる可能性大だ。
  2. 売買高が過去2回の上昇時よりも少ないことが気がかりだ。これでは、1000円での戻り売りをこなして上昇できるか確信できない。

3度目の正直

 I社も、同じように3回目の上値トライで、1000円まで株価が上昇している。I社は、既にチャートの節(前回の高値)を抜けている。出来高が高水準で、戻り売りをこなして上値トライしている。ここは買ってみておもしろいところだ。その理由は以下の2点だ。

  1. 過去2回の急騰時の高値で買った人たちは、「しまった!」と後悔している。ところが、その後3カ月が経過しているので、その間に売却した人も多いと思われる。
  2. 売買高が過去2回の上昇時よりも大きく、新たな好材料が出ているようだ。1000円台で、さらに上昇できそうだ。

 暴落した株が再度上値をトライするには、ある程度の日柄整理(時間の経過)が必要だ。時間がたつうちに高値で買い付けた人の損切りが進み、また、新たな好材料があらわれることもある。本問のH社は日柄整理が不十分、I社は日柄整理が十分といえる。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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