上値が重い日経平均--新興国の景気減速が影響

ZDNet Japan Staff 2015年08月17日 11時51分

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 先週の日経平均は、1週間で205円下がって2万519円となった。中国経済への不安・原油安ショックが、日経平均の上値を抑えている。先週は、中国人民銀行(中央銀行)が突然人民元の切り下げを実施したことから、中国経済の実態が予想以上に悪いとの思惑が広がり、世界的に株が下がった。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、8月17日週も、日経平均は2万~2万1000円の範囲で軟調に推移すると考えられるといい、引き続き、中国景気失速懸念と原油安ショックが警戒されそうだという。

 ただし、企業業績の拡大によって日経平均が年末に2万2000円へ上昇する予想を継続する。下がったところは買い場になると考えられるとしている。氏の見解を紹介する。

今朝8時50分に発表予定の日本の4~6月GDP(速報値)に注目

 事前の市場予想では、中国向け輸出不振に加え、消費回復の遅れが影響して4~6月GDPは前期比年率マイナス1.9%であったと考えられている。7月以降は、景気回復が続いている見込みなので、事前予想通り4~6月がマイナスでも株式市場への影響は限られると考えられる。

 ただし、日本の景気回復の勢いが強くないとの認識が外国人投資家に広がると、外国人の日本買いの意欲に水を差す可能性はある。

日経平均は2万~2万1000円の範囲で上値が重くなってきている

 4~6月期決算発表がほぼ終了した。日本経済新聞社の集計では、4~6月期の経常利益は、前年同期比24%増加した。4~6月の企業業績は好調であったといえる。企業業績の拡大期待を背景に、日経平均が2万円前後に下がれば、押し目買いが入ると予想される。

 ただし、中国など新興国の景気が予想以上に減速してきていることから、日経平均が2万1000円に近づくと、利益確定売りが増えて、上値が重くなる展開が続いている。


(出所:楽天証券経済研究所が作成)

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