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上値が重い日経平均--新興国の景気減速が影響 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-08-17 11:51

先週はサプライズとなる人民元切り下げが世界的な株安を生じる

 8月10日週は、人民元に振り回されて、世界の株が乱高下した。8月11日、中国人民銀行は人民元の対ドルレートの基準値を1.8%引き下げると発表した。これは、金融市場にとってサプライズだった。「中国政府が、減速する中国景気を支えるために、ついに通貨安を誘導して輸出ドライブをかける方針に出た」との解釈が広がり、世界的に株が売られた。

 人民元は対ドルで11日から3日続けて合計4.6%切り下げられ、世界的な株安を招いた。ところがその後、中国人民銀行は人民元の切り下げの終了を示唆した。そこで通貨安競争は回避されるとの解釈が広がり、世界的に株が反発した。

 中国人民銀行は、人民元切り下げの目的を「(人民元レートを実勢価格に近付け)人民元の国際化を進めるため」と説明している。ただし、その説明をそのまま信じる人は少なくなっている。これまで人民元を実質ドルに連動させて調整してきたために、ドル高にともなって人民元が割高になり中国の輸出競争力を低下させていることを、中国政府が懸念していると考える方が自然だ。

 中国人民銀行は13日、「(旧来の)基準値と市場レートとの食い違いはほぼ是正された」と発言し、元の急落は一段落したとの認識を示した。人民元の切り下げは一服したと考えられるが、中国景気悪化の不安は払拭されていない。しばらく中国発の悪材料に注意が必要だ。

再び、資源安ショックを警戒

 中国景気失速懸念を受けて、原油が7月から再び大きく下がった。先週は、米WTI原油先物が1バレル41ドル台まで下落した。原油だけでなく、石炭・鉄鉱石・金など、コモディティ価格が全面安となっている。その影響で、資源国の景気が一段と悪化する可能性が出ている。

 日米欧先進国は、エネルギー価格の低下で最終的にはメリットを受けるが、短期的にはデメリットが先行する可能性がある。特に、米国では、シェールオイル業者の破綻や、石油関連産業の業績悪化が出る可能性があり、注意を要する。

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