Microsoftは、「Word」「Excel」「PowerPoint」の各アプリと「Outlook」との連携をさらに緊密にするアップデートをリリースした。
このアップデートの狙いは、Outlookを通じて「Office」ドキュメントを使ったコラボレーションや共有をしやすくするとともに、Outlookを、Officeアプリをインストールしていないユーザーにインストールを促すためのプラットフォームにすることだ。
Microsoftによると、今回の変更は現時点で「iOS」向けに限られているが、「Android」向けにも今度数カ月以内に同様の機能を提供するという。
Outlookをアップデートすると、iOSユーザーは受け取った添付OfficeファイルをWord、Excel、またはPowerPointで直接開けるようになる。この機能のポイントはコラボレーションであり、最小限の手順でドキュメントの編集や共有がしやすくなる。
アップデートを適用すると、添付ファイルのファイル名の下に「Open in PowerPoint」(PowerPointで開く)などと青字で表示される。このオプションは、該当のアプリをインストールしている場合にのみ表示される。インストールしていなければ、そのファイルがビューアで開かれる。この場合、編集はできないが、ビューアの上部に、「App Store」からMicrosoftのアプリをインストールするよう推奨するリンクが表示される。
今回のアップデートではさらに、添付ファイル上で共同作業をして、その編集内容をOutlookから電子メールで送信するといった作業がしやすくなる。
OutlookからWordファイルを開いて編集すると、ユーザーはWordの「戻る」ボタンをクリックできるようになる。クリックするとドキュメントが閉じられて、現在作成中の返信メールに、更新ファイルが添付ファイルとして追加される。
Outlookへの3つ目の大きな変更は、iOS版Word、Excel、PowerPointの新しい共有機能を通じて提供される。これら3つのアプリでは、「共有」メニューに「Send with Outlook」(Outlookで送信)オプションが追加された。これをクリックすると、ドキュメントが添付されたOutlookの「Compose New Email」(新規メールを作成)ペインが表示され、共有の準備が整う。
提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。