iOS版「Outlook」がアップデート--「Office」ファイルの共有や編集が簡単に

Liam Tung (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)

2015-08-24 11:33

 Microsoftは、「Word」「Excel」「PowerPoint」の各アプリと「Outlook」との連携をさらに緊密にするアップデートをリリースした。

 このアップデートの狙いは、Outlookを通じて「Office」ドキュメントを使ったコラボレーションや共有をしやすくするとともに、Outlookを、Officeアプリをインストールしていないユーザーにインストールを促すためのプラットフォームにすることだ。

 Microsoftによると、今回の変更は現時点で「iOS」向けに限られているが、「Android」向けにも今度数カ月以内に同様の機能を提供するという。

 Outlookをアップデートすると、iOSユーザーは受け取った添付OfficeファイルをWord、Excel、またはPowerPointで直接開けるようになる。この機能のポイントはコラボレーションであり、最小限の手順でドキュメントの編集や共有がしやすくなる。

 アップデートを適用すると、添付ファイルのファイル名の下に「Open in PowerPoint」(PowerPointで開く)などと青字で表示される。このオプションは、該当のアプリをインストールしている場合にのみ表示される。インストールしていなければ、そのファイルがビューアで開かれる。この場合、編集はできないが、ビューアの上部に、「App Store」からMicrosoftのアプリをインストールするよう推奨するリンクが表示される。

 今回のアップデートではさらに、添付ファイル上で共同作業をして、その編集内容をOutlookから電子メールで送信するといった作業がしやすくなる。

 OutlookからWordファイルを開いて編集すると、ユーザーはWordの「戻る」ボタンをクリックできるようになる。クリックするとドキュメントが閉じられて、現在作成中の返信メールに、更新ファイルが添付ファイルとして追加される。

 Outlookへの3つ目の大きな変更は、iOS版Word、Excel、PowerPointの新しい共有機能を通じて提供される。これら3つのアプリでは、「共有」メニューに「Send with Outlook」(Outlookで送信)オプションが追加された。これをクリックすると、ドキュメントが添付されたOutlookの「Compose New Email」(新規メールを作成)ペインが表示され、共有の準備が整う。


提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]