ストレージ管理ソフトウェアおよびハードウェアをクラウド対応するという戦略に基づき、IBMは米国時間8月26日、「Spectrum Accelerate」と「Spectrum Protect」製品をハイブリッドストレージ環境で管理できるようにしたと発表した。
SpectrumはIBMが2月に発表したストレージシステムソフトウェアの製品ライン。これは、ソフトウェア定義ストレージに10億ドルを投資するというIBMの計画の一部となる。
IBMは「データセンターがソフトウェア定義型になりつつあるという新しい現実」を指摘しており、これはハードウェアからライセンスの販売への移行を意味している。IBMは、この取り組みを発表してから6カ月で「1000以上の新規顧客がIBM Spectrum Storageポートフォリオから製品を選択した」としている。
「IBM Spectrum Accelerate on Cloud」は、「IBM SoftLayer」インフラ経由でIBM Cloud向けのアプリケーション・アズ・ア・サービスを提供するものだ。「企業はこれを利用して、新規にストレージハードウェアを購入したり、大規模なアプリケーション群を管理することなく、SoftLayer上でブロックストレージを導入できる」という。
IBMはまた、ストレージと同一サーバ上にあるコンピューティングリソースを統合することにより、コスト削減も図るとしている。IBM Spectrum Accelerateは「XIV Storage System」、オンプレミスサーバ、クラウド環境で利用できる移植性のあるライセンスを持ち、「運用上の柔軟性を得られる。また、ITインフラをソフトウェア定義ストレージに変革する支援も提供する」とIBMは述べている。

提供:IBM
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。