何百万という攻撃コードやマルウェアの可能性のあるサンプルを仮想マシン上で分析する、Microsoftの「Project Sonar」サービスが、それほど遠くない将来提供され始めるかもしれない。
同社のクラウド&エンタープライズグループが最近投稿した求人広告に書かれている説明によれば、このサービスは、「数百万の攻撃コードやマルウェアの可能性のあるサンプルをVM(仮想マシン)上で動的に分析し、その間に毎日テラバイト単位のデータを収集する」という。
このProject Sonarの求人広告では、顧客側でSonarを実行してそのデータをMicrosoftが収集して分析するのか、Microsoft側でSonarを実行して顧客が収集したデータを分析するのかは明確ではない。
筆者がこのサービスについて話を聞いたMicrosoftの広報担当者は、MicrosoftがSonarに関して「話せることはない」と述べている。
また別の同プロジェクトの求人広告には、Sonarのチームはまだ小規模だが、急速に拡大しており、「そのデータを効率のよい形で保管および検索し、ウェブベースのAnalyst Studioを構築してそのデータをアナリストが発見しやすく、扱いやすくし、Microsoftのほかのセキュリティシステムにリアルタイムに近い形で重要なデータを伝達するデータパイプラインを構築し、またこれらのサービスを一般に利用可能にするWeb APIとこれらのサービス向けのポータルを構築する方法を考案する」ウェブ開発者を必要としているとある。
また別の求人広告では、Sonarを「サービスとしてのマルウェア爆破プラットフォーム」と呼び、Microsoftはすでに、社内的にWindows Appストアと「Exchange Online」で使用しているとしている。この求人広告には、「このサービスを次の段階に進め、より多くの顧客とデータを大規模に扱えるようにしようとしている」と書かれている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。