海外コメンタリー

戦わずして勝つ--孫子の兵法に学ぶハイブリッドクラウドのセキュリティ対策 - (page 2)

Conner Forrest (TechRepublic) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2015-09-08 06:15

 「勝つべからざるは己れに在るも、勝つべきは敵に在り」(孫子)

 敵と形勢を逆転したいのなら、コンピュータネットワークの状況を認識して企業のリスクを管理する必要がある。コンプライアンス監視ツールを利用して、ハイブリッドクラウドに関連する企業内のリスクを確認し、管理しよう。

 「敵を倒したければ、敵と同じように考えよ」(孫子)

 コンプライアンスを継続的に監視するツールを利用すれば、敵と同じように考え、攻撃の発生する可能性がある場所や被害に遭うおそれがあるものを常時把握することができる。なぜなら、敵も全く同じものを探していると考えられるからだ。

 Jennings氏が強調した点はほかにもある。それは、クラウドソリューションの一環としての徹底的なワークロードの分離と検証可能なワークロードの分離を行うことだ。

 また同氏は、透明性というテーマに沿った結果、2つのクラウドのSLAと取得した認定が同じになることもあるが、両者のリスクの特徴は異なると述べている。リスクの特徴が異なる部分、そして、それがセキュリティ戦略に及ぼす影響を必ず把握しておこう。

 「彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆うし」(孫子)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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