AWS、映像ソリューションのElemental Technologiesを買収へ

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-09-04 12:25

 Amazon Web Services(AWS)は米国時間9月3日、Elemental Technologiesの買収に合意したと発表した。Elementalは、ソフトウェア定義型の映像ソリューションやマルチスクリーンのコンテンツ配信に対応したエンコーディングを専門とする非公開企業。

 AWSのシニアバイスプレジデントAndy Jassy氏は声明で「視聴者向けサービスを革新し続けるメディアやエンターテインメント企業がハイブリッド/クラウドモデルをいっそう発展させられるよう、両社で一丸となり、より深い技術統合や新しいインフラストラクチャサービスで協力してゆく」と述べている。

 Elementalは既存ブランドの事業を継続するとともに、その技術をAWSにも統合し、クラウド、オンプレミス、ハイブリッドアーキテクチャ環境でのビデオ配信やパフォーマンスの改善に取り組んで行く。

 Elementalとは、これまでMicrosoft、NVIDIA、Intel、Apple、そして当然ながらAmazonなどの技術企業が提携してきた。

 またエンターテインメント業界に向けると、同社は世界で700のメディアフランチャイズを顧客に擁し、同社のウェブサイトにはHBO、ESPN、Comcastなどの企業がユーザーとして名を連ねている。オレゴン州ポートランドに本社を置き、2006年に創業した。全米各地や英国、フランス、香港、シンガポール、日本、中国、ロシア、インド、ブラジルにも拠点を置く。

 買収の金銭的な条件は明らかにされていない。買収は2015年の第4四半期に完了する見込みだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]