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記事集:クラウドのネットワーク監視

リスクオンに戻る初期シグナルか--物色動向に変化、景気敏感株が上昇 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-09-09 11:17

2009年1~2月の経験

 2008年9月15日にアメリカの大手証券Lehman Brothersが破綻したのをきっかけに世界景気が急激に悪化した。「需要消滅」といわれ、世界中の購買活動が一時的に停止し、世界同時不況に陥った。

 あまりに世界景気の落ち込みが急だったので、「100年に一度の世界不況」と言われた。世界中で株が暴落したが、景気敏感株の下落率が大きく、ディフェンシブ株の下落率は相対的に小さい状態だった。

 物色動向に変化が起こったのが、2009年の大発会(1月4日)からだ。日経平均の下落は続いていたが、下落率が大きかったのは、それまで相対的に値持ちの良かったディフェンシブ株で、景気敏感株は逆に上昇を始めていた。

リーマンショック後の日経平均:2008年8月1日~2009年7月31日


 窪田氏はこの時、ファンドマネージャーであり、この時に考えたこと、行ったことを良く覚えていると話す。2009年1~2月は自動車などの景気敏感株を買い、JRなどのディフェンシブ株を売却したという。株式市場では、1月から自動車株が反発、JR株が急落し始めていた。

 2009年1~3月は、リーマンショック後、世界景気が一番落ち込んだ時だった。世界景気が回復を始めたのは2009年4月からだ。世界景気が悪化する中で、窪田氏がなぜ、景気敏感株を買ってディフェンシブ株を売ったか、この時に考えたのは以下のことだ。

 「世界景気は確かに後退局面に入った…ただし、『100年に1度の大不況』ではない…よくある普通の世界不況といえる…『100年に1度の大不況』を織り込んで売られた景気敏感株は売られ過ぎ」

 景気敏感株を買うための資金を作るために、JRなど、それまでの値持ちの良かったディフェンシブ株を売る必要があった。結果的に、景気敏感株を買いながら、ディフェンシブ株を売る投資行動となったという。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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