インフォマティカ・ジャパンは9月9日、クラウドベースのデータ統合ソフトウェア「Informatica Cloud」を、日本国内で提供すると発表した。
Informatica Cloudは、オンプレミス環境とSaaS(Software as a Service)アプリケーションにあるデータを統合するソリューション。Salesforceや、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureといった主要なPaaS(Platform as a Service)にネイティブ対応する。同社代表取締役社長の吉田浩生氏は、「米国では10年ほど前からInformatica Cloudを提供している。

インフォマティカ・ジャパン代表取締役社長の吉田浩生氏
近年、日本でもクラウドに対する需要は急増しており、満を持してサービス開始に踏み切った」と、国内提供開始の背景を語った。パッケージソフトの販売からスタートした同社だが、「オンプレで展開している製品は、すべてクラウドでも展開するように製品開発している」(吉田氏)という。
Informatica Cloudのポートフォリオには、大量データを統合/活用する「Data Integration」、SaaS間のリアルタイムプロセス連携を実現する「Real-time Integration」、開発/検証データを保護する「Test Data Management」、データのクレンジングや重複排除を行う「Data Quality」、データの統合と可視化を実現する「Master Data Management」がある。今回、日本で提供するのはData Integrationで、日本語化が済み次第、順次提供していくという。

Informatica Cloudのポートフォリオ