インフォマティカ・ジャパン セールスコンサルティング部 ソリューションアーキテクト エバンジェリストの久國淳氏
Data Integrationについて、インフォマティカ・ジャパンでセールスコンサルティング部ソリューションアーキテクト エバンジェリストを務める久國淳氏は、「企業内にオンプレミス、クラウドを問わず個々のシステムが乱立し、データのサイロ化が進んでいる。そのような状況においては、データ統合は不可欠だ。Data Integrationはデータを有機的に統合していくソリューションであり、接続性、操作性、(クラウドとオンプレミスの)ハイブリッドアーキテクチャの観点からも、ビジネスユーザーにとって利用しやすいソリューションとなっている」と、その優位性を語る。
Data Integrationでは、異なるシステムのデータにアクセスする接続コネクタが約125種類用意している。現在は米国企業のシステム接続コネクタが多いが、「日本市場のニーズに応じて、コネクタを順次追加していく」(久國氏)という。操作は、GUI(Graphical User Interface)ベースのノンプログラミング環境なので、ドラッグ&ドロップでデータ連携が可能。
さらに、各業界に特化した独自テンプレートもサードベンダーからリリースされている。久國氏は、「ビジネスアナリストや業務部門のユーザーが、セルフサービスでオンプレ環境とクラウド環境との統合を実現できる」と説明する。
なお、オンプレミス環境とクラウド環境の実データのやり取りは、「Secure Agent Server」(処理実行エンジン)を介する。
クラウドとオンプレミスをつなぐハイブリッド・アーキテクチャ
クラウド環境のデータは、日本のデータセンター(2015年12月開設予定)で管理する。すでに提供を開始している米国では、クラウド上の各種データをオンプレミス環境に同期(複製)したり、分析前のデータをクレンジングをしたりといった用途が多いという。価格は月額14万5000円(税別)~としている。