グーグル、大手CDNと提携し「CDN Interconnect」を提供開始

ZDNET Japan Staff

2015-09-11 10:50

 Googleは米国時間9月9日、「Google Cloud Interconnect」の一部として、「Google Cloud Platform」から4つの大手コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)プロバイダーを安価で効率的に利用できるサービス「CDN Interconnect」の提供を開始した。

 同社が発表で指摘するとおり、エンドユーザーがよく利用するアプリケーションの中には、高精細な画像やHD動画など、非常にネットワークへの負荷が高いメディアリソースを利用するものがある。ペイロードのサイズやメディアの品質が上がる中、ユーザーのサービス品質に対する要求水準は高いままだ。

 このサービスを利用すると、Google Cloud Platformの顧客は、CloudFlare、Fastly、Highwinds、Level 3 Communicationsの4つのCDNプロバイダーを利用する場合、Cloud PlatformからCDNへ向けてのリージョン内トラフィックが安価になる。また、Cloud Platformと各CDNプロバイダとの間には高速な相互接続リンクが用意され、コンテンツを低遅延で信頼性の高い経路で配信することができるようになる。

 このサービスの狙いは「Cloud Platformを始点とするコンテンツを、エンドユーザーに近いエッジへと配信するベストプラクティスを促進する」ことだという。Googleは、典型的な利用例として、CDNによる対外トラフィックが非常に大きい場合や、CDN上のコンテンツに対するアップデートが頻繁に発生する場合などを挙げている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

  2. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  3. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  4. セキュリティ

    クラウドネイティブ開発の要”API”--調査に見る「懸念されるリスク」と「セキュリティ対応策」

  5. セキュリティ

    5分で学ぶCIEMの基礎--なぜ今CIEM(クラウドインフラストラクチャ権限管理)が必要なのか?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]