Microsoftは米国時間9月8日、同社のCRMソリューションの次期リリースである「Microsoft Dynamics CRM 2016」に搭載される新機能に関する最新情報を発表した。
この次期リリースには、同社が3月に発表していた機能のほとんどが予定通り含まれており、オンプレミス版とクラウド版の双方のDynamics CRMユーザーに提供される。
Microsoftは、「Microsoft Dynamics CRM Fall 2015」と銘打った、Dynamics CRM 2016(開発コード名:「Ara」)と「Microsoft Dynamics Marketing」(開発コード名:「Capella」)、「Microsoft Social Engagement」(開発コード名:「Corvus」)のプレビュープログラムに対する受付を8月6日から開始している。秋の製品群に対するこのプレビュープログラムは9月から開始されている。またこれらの製品群は第4四半期中に提供される予定だ。
Microsoftが明らかにしたリストに含まれる、Dynamics CRM 2016の新機能や2015年中に登場する秋の製品群の残りの機能は以下の通り。
- セールスアクティビティと「Cortana」のさらなる統合
- Cortana Analytics Suiteとのより強固な統合
- 「Azure Machine Learning」を使用した「Microsoft Social Engagement」での感情分析
- オフラインモバイル機能
- Intuneを利用した一層優れたモバイルアプリ管理
- 次世代Outlook向けCRMアプリケーションの次期リリース。電子メールの追跡や担当者の追加、PCやMacおよびモバイルのブラウザを利用したレコードの追加を行うことができる
- Office Delveとの連携
- OfficeアプリをDynamics CRM利用中のブラウザやモバイルアプリから開くことができる機能
また同社によると、2014年のParatureの買収によりMicrosoftのCRMファミリにもたらされた知識管理およびセルフサービス機能と、7月に買収したFieldOne Systemsのフィールドサービス機能の統合も計画しているという。
今回のプレビューリリースについて解説している「Microsoft Dynamics CRM 2016 Release Preview Guide」はPDFでダウンロードできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。