世界景気に対する悲観はやや行き過ぎ

ZDNet Japan Staff 2015年09月17日 10時43分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 9月16日の日経平均は、106円高の1万8133円だった。PERの低い輸出株が大きく上昇する一方、PERが高い内需株には値下がりが多くなった。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏世界景気に対する過度な悲観の修正が始まる兆しだろうという。

16日は低PER株が買われる

東証33業種、上昇率上位5業種:9月16日


 世界景気に不安があったので、これまで輸出株(自動車・ゴム・電機・機械)はPERで見て割安であっても、投資を避けられてきた。16日は、そういう割安な輸出株が買われた。内需株(小売り・サービス・食品・医薬品など)は、これまで消去法的に物色されてきたため、PERで見て割高な株が増えている。16日は割高な内需株は売られた。

世界景気に対する悲観はやや行き過ぎでないか

 中国景気の悪化は世界景気に悪影響を及ぼすが、米国景気が堅調である以上、世界的な景気後退に至る可能性は低いと考えられる。新興国の不振が鮮明だが、日米欧先進国は、資源価格急落の恩恵を受けて、景気回復が続くと予想される。

 世界景気への過度な悲観が修正される局面では、景気敏感株が買われる。窪田氏は、その時期が近づいていると予想しているという。

 過去の例では、リーマンショック後の2009年1~3月、世界景気の悪化が続く中、景気敏感株が上昇を始めたことがあった。

リーマンショック後の日経平均の動き:2008年8月~2009年7月


(注:楽天証券経済研究所が作成)

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算