Adobeは米国時間9月16日、「Adobe Marketing Cloud」の一部である「Media Optimizer」を通じて、プログラマティック広告用のセルフサービスツールをリリースした。
企業の最高マーケティング責任者への訴求ポイントは、Adobe自身がデータを集め、検索、ディスプレイ、ソーシャルメディアなどの各タイプを通じた広告支出を、透明性の高い形で管理できることだ。GoogleやFacebookなどから提供されるツールの多くは、広告会社やパブリッシャーに結びついたものだ。
プログラマティック広告は大部分が自動化され、取引所で売買されている。
Adobeの広告ソリューション担当シニアディレクターJustin Merickel氏によれば、Media Optimizerはオーディエンス管理および分析ツールと緊密に統合されているという。
さらにMerickel氏は、将来的にはAdobeの「Creative Cloud」もこの広告プラットフォームと統合され、マーケティング担当者が多様なオーディエンス層を対象に、コンテンツの追跡、微調整、テストができるようになると付け加えた。デジタル広告の取引の約75%は、取引所を通じて自動でやりとりされるようになるという。
Media Optimizerは、以下の機能を備える:
- プロファイリング、オーディエンスのセグメント分け、コンテンツ共有による、クリエイティブ資源に関するリアルタイム最適化
- リアルタイムダッシュボードでの透明性確保と管理機能および他のデータソースとの統合
- Google、Facebook、Rubiconなどによる広告ネットワークとの統合。自動化された出稿推奨機能により、リアルタイムでの入札が可能に。
- 広告キャンペーンを管理するためのワークフローおよびサービスツール

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。