Adobe Systemsは米国時間9月24日、同社のアナリティクスツール「Adobe Analytics」に「Analysis Workspace」(分析ワークスペース)という機能を追加したと発表した。これにより同社は、プロフェッショナル向けクリエイティブツールで得たノウハウを、データ科学者や企業幹部が活用できるようにしようとしている。
同社はこの動きにより、データ科学とアナリティクスをより簡単に使えるものにしようと取り組む企業の仲間入りを果たしたことになる。
ひと言で述べると、Adobe AnalyticsのAnalysis Workspaceという機能は、同社の「Adobe Creative Cloud」で実現しているモデルを採用している。マーケッターやビジネスチームは、写真を編集する時のようにデータをドラッグ&ドロップするだけで、詳細な説明が可能になる。また、データ分析担当者は「アナリティクスにおける創造性を発揮」できるようになるとともに、データをさまざまなレイヤでドリルダウンできるようになる。
Analysis Workspaceには以下の特徴を備える。
- 「Adobe Photoshop」から着想を得たシンプルなワークフロー:ドラッグ&ドロップ型のツールによって、各種の指標やセグメントといった情報を「データのキャンバス」上で扱えるようになる。
- 直感的なデータの可視化:データをチャートやグラフといったかたちで即座に可視化できるようにするとともに、それら形式の異なるものの間での交換やサイズの変更、リネームが可能になる。
- これまでにない能力と柔軟性、スピード:異常検知や要因分析、計算指標、コホート分析といったツールが使用できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。