楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、日本株の底入れが近づいていると予想しているという。9月28日週より、日経平均は、徐々に下値を切り上げていくと話す。
日経平均の下落を招いたリスク要因
先週までの急落には、以下の5つの要因が絡んでいる。
- 独フォルクスワーゲンショック
- 中国経済への不安
- 資源安ショック(資源国・資源関連産業の悪化)
- アメリカ年内利上げ観測
- 日本の景気回復が遅れる懸念
上記(1)~(5)のリスクのうち、日本の企業業績へのマイナス影響が大きいのは、(2)と(5)だけだ。中国景気の想定以上の減速の影響を受けて、2015年の日本の景気・企業業績の回復色は、弱まりそうだが、その分、2016年の回復が力強いものになると、窪田氏は予想しているという。