編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

外国人投資家の日本株売りが止まるのを待つ

ZDNet Japan Staff

2015-09-29 10:37

 外国人投資家の日本株売りがなかなか止まらない。9月28日の日経平均はマイナス235円の1万7645円だった。同日のCME日経平均先物は、1万7360円まで下がっており、今日の日経平均はさらに下落することが予想される。

 楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏は、日経平均は既に売られ過ぎというが、上昇トレンドに戻るためには、外国人の売りが止まる必要があると話す。

ボラティリティ(変動)の大きい日経平均

 NYダウと比較すると、日経平均は「上がる時は上昇率が大きく、下がる時は下落率が大きい」傾向が、はっきりしている。世界的に「リスクオン」(投資家が一斉にリスク資産買い増し)局面に入ると、外国人投資家が、日本株の上値を追って買ってくる一方、「リスクオフ」局面では、外国人投資家が、日本株の下値を叩いて売ってくるからだ。

2013~2015年の日経平均とNYダウの値動き比較:2012年末~2015年9月28日


(注:2012年末の日経平均・NYダウを100として指数化、楽天証券経済研究所が作成)

 アベノミクスの開始後(2013年1月以降)の日経平均は、NYダウを大幅に上回る上昇率を達成している。ただし、大きな下落局面(青矢印をつけたところ)を見ると、NYダウよりも大きな下落率となっていることがわかる。

 この4回の日経平均急落は、いずれも外国人投資家が、日本株(現物)および日経平均先物を大量に売ってきたことで起こっている。

外国人投資家の売買動向が変わるところで、相場の方向が変わる

 2013年・2014年の3回の急落局面(2013年5月、2014年1月、2014年10月)では、外国人投資家が、売り越しから買い越しに転じるタイミングで、日経平均は下落から上昇に転じている。今回の下落局面も、外国人投資家の売買トレンドが変わるところが相場の転換点になるはずだ。

 タイミングをピンポイントで当てることは難しいが、日経平均はかなり割安になっていると判断できるので、窪田氏は、なんらかのきっかけがあれば外国人は売りから買いに変わると予想しているという。

 ただし、中国経済の変調が世界経済にとって不安材料となる中、外国人投資家は、今は中国と地理的に近く、経済的な結びつきも大きい日本に警戒スタンスを続けている。今後の、外国人の売買動向に注目していきたい。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]