ブイキューブは10月1日、会議室に設置して簡単に利用できるテレビ会議システム「V-CUBE Box」を発表した。10月中旬からの提供を予定している。従来のテレビ会議システムより低価格で、リモコン操作で多拠点との会議や打ち合わせができるという。
同社が提供するウェブ会議サービス「V-CUBE ミーティング」は、国内ウェブ会議市場8年連続トップシェアの実績がある。V-CUBE Boxは、V-CUBE ミーティングの映像音声技術を応用した高画質で高音質に対応するテレビ会議システム。PCやタブレット端末、スマートフォンからも接続でき、ウェブ会議の特徴である資料も共有できる。
これまで、会議室に常設し経営会議などの重要会議で利用が多いテレビ会議と、いつでもどこでも手軽に利用できるウェブ会議は、ビジネスコミュニケーションの目的に合わせて使い分けられてきた。ブイキューブでは、企業が既存資産を有効活用しながらコミュニケーション環境を構築できるよう、テレビ会議システムとウェブ会議サービスの相互接続に取り組んできた。
ウェブ会議サービスの映像音声技術の進化に伴いテレビ会議システムの更新時期を迎えたユーザー企業を中心に「テレビ会議で慣れ親しんだリモコン操作でウェブ会議のように資料を共有でき、管理や増設の利便性が高いものを提供してほしい」との要望を受けることがあり、両者の特徴を活かしたシステムとしてV-CUBE Boxを開発したという。
(ブイキューブ提供)
V-CUBE Boxはテレビ会議システム本体(ハードウェア保証込)、マイクスピーカ、カメラ、リモコンで構成されている。ポリコムやシスコシステムズなどと相互に接続できることを想定している。
ブイキューブでは、年内の提供開始を予定しているV-CUBE Boxと既存テレビ会議システムとの相互接続機能でテレビ会議システムを保有するユーザー企業の拡張入替需要に対応するとともに、PCではなく会議室用の専用機としてテレビ会議を購入したいユーザー企業への提案を強化していくとしている。
V-CUBE Boxは、従来のテレビ会議システムと比較して、約4分の1の費用で利用可能と説明。会議室に設置済みのモニタとインターネット回線に接続するだけで利用でき、従来のテレビ会議システムが多拠点接続に必要としていた多地点接続装置(MCU)などの専用機器や専用回線は不要、100拠点以上の接続にも対応できるという。
誰でも使いやすい、シンプルなインターフェースで、資料も全接続拠点と画面上で簡単に共有できるのも特徴としている。操作に迷わないようにボタン数を減らしたリモコンから、ワンクリックで会議や打ち合わせを開始できる。
外出先や出張先などV-CUBE Boxが設置されていない拠点からでも、専用アプリで会議や打ち合わせに参加できる。V-CUBE Boxを利用した会議予約はウェブから管理できるようにする。24時間365日のカスタマーサポートも提供する。