マイクロソフト、Azureで「Windows 10」と「BYOL」をサポートするオプションを準備

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-10-06 12:01

 Microsoftは現在、2つの新しい「Azure」用ライセンスオプションを準備中である。1つはAzure上で「Windows 10」を実行可能にするオプションで、もう1つはAzure上で「Windows Server」のBYOL(Bring Your Own License)をサポートするオプションである。

 Windows 10に関するライセンスオプションについては、Windows 10 Enterpriseのユーザーが、Azure上でWindows 10 Current Branch for Businessを実行可能になる。Azure上の仮想マシン内で「Windows 7」と「Windows 8.1」を実行可能になっているが、これはあくまでも開発およびテスト用途に限定されていた。


 一方、Windows ServerのBYOLに関するライセンスオプションを利用すると、既存のWindows ServerライセンスがAzure上で使用可能になる。ソフトウェアアシュアランスのライセンスモビリティにより、「SQL Server」や「SharePoint Server」といった製品でできることと同様である。ただしBYOLを利用してAzure上でWindows Serverを実行するには、そのWindows Serverがソフトウェアアシュアランスの適用対象となっている必要がある。

 MicrosoftのAzureに関するFAQページによると、ユーザーはWindows ServerなしのAzure仮想マシンを入手し、そこに自身でカスタマイズしたWindows ServerなどのイメージをアップロードしてAzure上で実行できると説明されている。また、このページによると、Microsoftはこれらの新ライセンスオプションを他社のクラウドサービスでも利用可能にする予定で、詳細については間もなく発表するという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. セキュリティ

    「脱VPN」で実現するゼロトラストセキュリティ!VPNの課題を解消し、安全なリモートアクセスを確立

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]