Microsoftは現在、2つの新しい「Azure」用ライセンスオプションを準備中である。1つはAzure上で「Windows 10」を実行可能にするオプションで、もう1つはAzure上で「Windows Server」のBYOL(Bring Your Own License)をサポートするオプションである。
Windows 10に関するライセンスオプションについては、Windows 10 Enterpriseのユーザーが、Azure上でWindows 10 Current Branch for Businessを実行可能になる。Azure上の仮想マシン内で「Windows 7」と「Windows 8.1」を実行可能になっているが、これはあくまでも開発およびテスト用途に限定されていた。
一方、Windows ServerのBYOLに関するライセンスオプションを利用すると、既存のWindows ServerライセンスがAzure上で使用可能になる。ソフトウェアアシュアランスのライセンスモビリティにより、「SQL Server」や「SharePoint Server」といった製品でできることと同様である。ただしBYOLを利用してAzure上でWindows Serverを実行するには、そのWindows Serverがソフトウェアアシュアランスの適用対象となっている必要がある。
MicrosoftのAzureに関するFAQページによると、ユーザーはWindows ServerなしのAzure仮想マシンを入手し、そこに自身でカスタマイズしたWindows ServerなどのイメージをアップロードしてAzure上で実行できると説明されている。また、このページによると、Microsoftはこれらの新ライセンスオプションを他社のクラウドサービスでも利用可能にする予定で、詳細については間もなく発表するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。