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景気敏感株が買われ始めている

ZDNet Japan Staff

2015-10-13 10:26

 日本株の物色動向にやや変化が見られ、景気敏感株が反発し始めている。一方、これまで相対的に値持ちの良かったディフェンシブ(景気の影響が相対的に低い)株には値下がりが目立つようになってきた。

 これは、日本および世界景気への過剰な悲観が修正される最初の動きと見られる。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏今週の日経平均は、徐々に下値を切り上げる展開と予想しているという。

 注目の7~9月決算発表がこれから始まるところであり、決算内容を見極めるまでは一本調子の上昇にはならないだろう。ジリジリと下値を切り上げる展開が予想される。

9日金曜日の業種別上昇率

 9日の日経平均は、297円(1.6%)高の1万8483円だった。業種別の動きにこれまでにない特色が出ている。

東証33業種上昇率上位10業種:10月9日


東証33業種で下落または上昇率の低い4業種:10月9日


(出所:東京証券取引所、景気敏感度の判断は楽天証券経済研究所)

 これまで、景気敏感セクターに属する銘柄群は、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)がいくら低くて割安に見えても、上値の重い展開が続いていた。

 一方、内需ディフェンシブ(景気の影響を受けにくい、景気敏感度が低い)銘柄群は、PERやPBRがかなり高くて割高に見えても、繰り返し買われて、高値を取り続けていた。最近、それと逆の物色が見られるようになっている。

 もちろん、これが一時的なリターンリバーサル(上昇したものが売られ、下落したものが買われる現象)の可能性もある。9月中間決算の内容次第で、今の株価の動きが正当化できるかどうか決まるだろう。

 ただ、窪田氏は、日頃、企業の調査をしながら、「景気敏感株は売られ過ぎ」「内需ディフェンシブ株は買われ過ぎ」という感触を持っているとのことで、今の値動きに違和感はないという。

 これから始まる9月中間決算発表では、「中国関連」「資源関連」株に業績の伸びが鈍化するものが目立つだろう。ただし、これらの景気敏感株には、株価が株価指標で見て非常に安いものが多くなっている。たとえばPER10倍割れ、PBR1倍割れの銘柄がたくさんある。

 業績の悪化度合いがさほど大きくなければ、決算発表と同時に過剰な悲観の修正として、株価が上昇する可能性がある。鉄鋼・非鉄・機械・自動車・電機などにその候補銘柄が多数ある。

保有銘柄の見直し

 余裕資金のある方は、日本株を買い増ししてよいだろう。株を既にたくさんお持ちの方は、保有銘柄の見直しをするのも一手という。もし、PERやPBRが高いディフェンシブ銘柄ばかりお持ちの方なら、一部、PER10倍前後の、株価指標で見て割安な景気敏感株に乗り換えてもよいとしている。

 また、小型株を多く持っている場合は、一部、株価が大きく下がった大型優良株に乗り換えるのもいい。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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