編集部からのお知らせ
新着記事まとめは「AIトレンド」
推奨:「NTT再編」関連の記事まとめPDF

データセンターネットワーク機器市場は2015年以降も成長は持続--IDC

NO BUDGET

2015-10-19 15:23

 IDC Japanは10月15日、国内データセンターネットワーク機器市場の2014年の実績と2019年までの予測を発表した。それによると、2010年から続く市場拡大は2014年も継続し、市場規模は836億1400万円に達した。


国内データセンターネットワーク機器市場 製品分野別 エンドユーザー売上額予測、2011年~2019年(IDC提供)

 データセンターに導入されたイーサネットスイッチ、ADC(Application Delivery Controller)、WAN最適化、InfiniBandからなる国内データセンターネットワーク機器市場は、データセンター活用が勢いづく中で、前年比成長率9.4%の大きな成長を達成した。

 2014年の成長の背景には、「コンテンツ事業者のサービス提供基盤拡大」「クラウドサービスの利用拡大に合わせた増強需要」「トラフィック増加に適応した処理能力の強化」「経済状況の改善に伴う企業ITシステム向け需要拡大」の4つの要因があったとIDCではとらえている。

 ベンダー別では、2014年もシスコシステムズが市場の明確なリーダーとしての存在感を示した。また、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、HP、富士通、アリスタネットワークス、デルも売り上げを伸ばしている。

 なお、2014年の国内データセンター向けイーサネットスイッチ市場におけるODM(Original Design Manufacturer) Directスイッチ(ハイパースケールプレイヤーなどが決めた仕様に基づき、ODMスイッチベンダーがイーサネットスイッチを製造し提供するもの)のシェアは、2%未満にとどまっており、今後のベンダー動向を左右するとみられる「Network disaggregation」(ネットワークOSとスイッチングハードウェアをアンバンドル化する動き)は、国内ではいまだ限定的といえる。

 Network disaggregationの進展は、ネットワークOSの機能面の拡充や運用管理性の向上が鍵を握っているとIDCではみている。

 今後については、「第3のプラットフォームへのトランスフォーメーション」と「モバイルを中心としたインターネットサービスの拡充」が、データセンター基盤の増加と増強を引き続き促すと考えられる。2015年の国内データセンターネットワーク機器市場は、2014年を6.5%上回り890億8200億円に達し、2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は4.7%になるとIDCは予測している。

 成長するデータセンター向けイーサネットスイッチ市場の中でも、クラウド環境向けはこれから本格的に成長するとみられ、2014年~2019年のCAGRは、データセンター向けイーサネットスイッチ市場全体の5.7%に対して、プライベートクラウド向けが12.7%、パブリッククラウド向けが8.5%と市場全体を上回る成長を予測している。

 今後も国内データセンターネットワーク機器市場は成長を続ける一方、インフラストラクチャを整備する事業者は、拡大し続けるデータセンターネットワーク基盤の一層効率的な運用管理を実現していかなければならない。それを実現するためデータセンターネットワーク機器ベンダーが進むべき方向性について、同社コミュニケーションズ グループマネージャーの草野賢一氏は以下のように述べている。

 「事業者の志向する運用管理のアプローチごとに適した運用管理手段を提供すべきである。サーバ運用管理のアプローチを志向する顧客には、DevOpsで用いるツールの実装を積極的に進めるべきである。一方で、これまでのネットワーク運用管理のアプローチから自動化を押し進めたい顧客には、より高度な自動化を可能にするネットワークOSのAPI(Application Programming Interface)開放が有効である」

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. コミュニケーション

    日本企業が利用する代表的なグループウェアを徹底比較―グループウェア選定のポイントとは?

  2. セキュリティ

    なぜランサムウェアはこれほどまでに対策が難しいのか?その理由と有効な対策アプローチを考える

  3. セキュリティ

    改正個人情報保護法や最新の脅威動向などに対応するためのセキュリティ戦略のポイントとは

  4. セキュリティ

    Azure Sentinelで実現するサイバーハイジーン

  5. ビジネスアプリケーション

    ETLツールでデータを統合し活用するための3要素、「民主化」への最適解

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]