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「最後のドル箱」フィールドサービス支援で日本上陸--米サービスマックスCEO - (page 3)

大西高弘

2015-10-22 14:02

日本のフィールド支援市場拡大のリーダーとなる資格とは?

 サービスマックスは日本のフィールドサービス支援システムの市場を押し広げる存在になるかもしれない。日本の同市場は潜在的な成長力は持っているが、具体的な効果をはじき出すソリューションがもっと出てこないと開花しづらい。

 サービスマックスは、かつてCRM/SAF分野でSalesforce.comが多くのユーザーを獲得し、市場そのものを広げていったような作用を日本の市場にもたらす可能性がある。

 前述したように、日本のフィールドサービス支援市場は40億円規模。これが飛躍的に成長するには、市場に出回る製品、サービスの能力が大幅に拡張していくことが不可欠だ。そして、数百人単位のフィールドエンジニアを抱えていたり、特殊な業務を抱える企業に規模の大小を問わず対応していく必要がある。Salesforce.comも、企業の規模を問わず利用でき、さまざまなニーズに応え、他のシステムとの連携を可能にすることで国内市場でのシェアを拡大していった。

 サービスマックスは、フィールドサービスに必要な機能を十分に備えており、システム連携においても柔軟に対応できる。Force.comプラットフォームをベースにしていることは大きなアドバンテージになり得る。IoTシステムとの連携も積極的に進めており、大手企業も将来を見据えて選択しやすい。小規模な企業にとっても、手に余るシステムというわけではない。効果測定をモニタリングしていることも、ユーザーの多くが歓迎するはずだ。

 問題はコストだが、クラウドサービスであることから、初期費用の負担が重くなるとは考えにくい。今回の来日会見では利用料金は未定、としている。

 フィールドサービス支援システムは、業務を管理する側も現場で活用する側も効果を実感できるものでなければ、企業の中で定着できない。この市場は「エンタープライズ市場における最後のドル箱」とも称されており、開拓しがいのある市場だが、それだけに厳しいユーザーの視線にさらされている。

 サービスマックスの日本市場上陸は、他のベンダーを大いに刺激することになりそうだ。

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