9月中間決算発表を受けて急騰急落する銘柄群

ZDNet Japan Staff 2015年10月23日 11時02分

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 9月中間決算の発表が始まった。まだ発表済みの会社が少なく全体像はつかめないが、個別銘柄では早くもポジティブ・サプライズ(良くて驚き)やネガティブ・サプライズ(悪くて驚き)があり、決算発表直後に株価が急騰・急落する銘柄が出ている。

 今日は、昨日に引き続き、注目の決算内容について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が解説する。

マイナンバー関連株が上昇

 22日にはマイナンバー関連株が上昇した。マイナンバー・法人ナンバー関連の業務増加で好業績を発表したオービックビジネスコンサルタント(4733)の株価が、前日比10.1%上昇した。その親会社のオービック(4684)も7.4%上昇した。

 また、米ヒューレット・パッカード社の情報セキュリティー事業の一部を約3億ドル(約360億円)で買収すると発表したトレンドマイクロ(4704)の株価は3.3%上昇した。

(1)中小企業向けに強いオービックビジネスコンサルタント(4733)

 「勘定奉行」のCMで有名なオービックビジネスコンサルタント(4733)の特徴は、中小企業向けビジネスに強いことだ。マイナンバーへの対応は、大企業で進んできているが、中小企業にはほとんど手付かずのところが多数ある。既に、10月から個人へのマイナンバー通知が始まっている。

 勤務先企業は、従業員のマイナンバーを預かり、来年1月からの制度開始に備えなければならない。今、最後の駆け込みでマイナンバー管理対策を講じなければならない状態にある。

 中小企業向けに強いオービックビジネスコンサルタント(4733)に追い風が吹いている。同社が21日に発表した中間決算内容は以下の通りだ。

オービックビジネスコンサルタント(4733)の9月中間決算実績と通期予想修正


(出所:同社開示資料)

(2)情報セキュリティー技術強化が好感されたトレンドマイクロ

 従業員からマイナンバーを預かって管理しなければならない企業では、個人情報管理のセキュリティー対策を一段と強化する必要が生じる。

 トレンドマイクロ(4704)は、もともとパソコンやサーバへの不正侵入を防止する技術を持つが、今回、米ヒューレット・パッカードの情報セキュリティー事業の一部を買収することで、よりセキュリティー技術を強固にすることができると期待され、マイナンバー関連株としての期待が高まった。

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