日本ワムネットとファルコンシステムコンサルティングは10月27日、オンラインストレージサービスとシングルサインオン(SSO)システムを連携させたと発表した。
日本ワムネットが提供する企業向けオンラインストレージサービス「GigaCC ASP」とファルコンシステムが提供するSSOシステム「WisePoint Shibboleth」が連携することで、多様素認証のセキュアなSSOが実現し、企業の内外のセキュアなファイル共有環境が構築できるとしている。
GigaCC ASPとWisePoint Shibbolethの連携イメージ(ワムネット提供)
両社は共同で検証し、GigaCC ASPとWisePoint ShibbolethがSAML 2.0で正常に認証連携できることを確認している。SAML 2.0での認証連携で一度WisePoint ShibbolethにログインするだけでGigaCC ASPにSSOでアクセスできる。今回の連携でGigaCC ASPのユーザー企業はWisePoint Shibbolethが持つイメージマトリクス認証での多要素認証を利用できるようになった。
イメージマトリクス認証は、ログインごとにイメージの位置や位置情報(縦横の乱数値)が変わり、ワンタイムパスワードを生成する認証方式。憶えやすく忘れにくいイメージを認証シードとして利用するため、桁数の長いパスワードを覚える必要がない。
イメージマトリクス認証の活用イメージ(ワムネット提供)
WisePoint Shibbolethは、学術認証フェデレーションに対応しており、両社では企業のみならず、大学を中心とした文教向けにもさらに展開、強化していく。