オンラインストレージ「GigaCC ASP」、SSOと連携--多要素認証を利用

NO BUDGET

2015-10-29 15:16

 日本ワムネットとファルコンシステムコンサルティングは10月27日、オンラインストレージサービスとシングルサインオン(SSO)システムを連携させたと発表した。

 日本ワムネットが提供する企業向けオンラインストレージサービス「GigaCC ASP」とファルコンシステムが提供するSSOシステム「WisePoint Shibboleth」が連携することで、多様素認証のセキュアなSSOが実現し、企業の内外のセキュアなファイル共有環境が構築できるとしている。

GigaCC ASPとWisePoint Shibbolethの連携イメージ
GigaCC ASPとWisePoint Shibbolethの連携イメージ(ワムネット提供)

 両社は共同で検証し、GigaCC ASPとWisePoint ShibbolethがSAML 2.0で正常に認証連携できることを確認している。SAML 2.0での認証連携で一度WisePoint ShibbolethにログインするだけでGigaCC ASPにSSOでアクセスできる。今回の連携でGigaCC ASPのユーザー企業はWisePoint Shibbolethが持つイメージマトリクス認証での多要素認証を利用できるようになった。

 イメージマトリクス認証は、ログインごとにイメージの位置や位置情報(縦横の乱数値)が変わり、ワンタイムパスワードを生成する認証方式。憶えやすく忘れにくいイメージを認証シードとして利用するため、桁数の長いパスワードを覚える必要がない。

イメージマトリクス認証の活用イメージ
イメージマトリクス認証の活用イメージ(ワムネット提供)

 WisePoint Shibbolethは、学術認証フェデレーションに対応しており、両社では企業のみならず、大学を中心とした文教向けにもさらに展開、強化していく。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]