Microsoftの「Everything as a service」に対する取り組みは今も続いている。これに組み込まれる次の製品は、「System Center Configuration Manager」だ。
米国時間10月27日の2件のブログ投稿で、Microsoft関係者はConfiguration Managerを定期的にアップデートされる製品に変える計画の概要を説明した。この計画の下、Microsoftはこれまでより迅速かつ規則正しいペースで新機能をユーザーに提供する。
Microsoftは前に約束した「Windows Update for Business」を構成するさまざまな部分を提供する中で、よりサービスを中心に据えた「Windows」およびデバイス管理モデルに移行していく予定であることを同社関係者は2015年に入り示唆している。
コーポレートバイスプレジデントを務めるBrad Anderson氏は27日のブログ投稿で次のように述べた。
「この3カ月、われわれはテクニカルプレビュー版を着実なペースでリリースしており、先頃、『1510』アップデートに到達した(詳細はここを参照)。われわれはその間に、Configuration Managerをより『as-a-Service』の性格が強い製品として提供するのに必要な作業を完了した。今後は、Configuration Managerへのアップデートを頻繁にリリースしていく。これらのアップデートには4文字の数字が割り当てられ、最初の2文字は年、最後の2文字は月を表す」
Microsoft関係者が5月に述べたように、Microsoftは、「Windows 10」の展開とアップグレード、および管理を完全にサポートするConfiguration Managerの新バージョンを2015暦年中にリリースする予定だ。同社は将来的にConfiguration ManagerでAppleの「iOS」デバイスや「Android」デバイスの管理も支援できるようにすることを計画している。それが実現可能なのは、「Intune」が統合されたおかげだ。
次のSystem Center Configuration Managerリリースは「サービスパックと同様」のインプレースアップグレードになると、同社関係者は27日に明言した。Configuration Managerの新バージョンは「あらゆるエディション」、そして、「Current Branch」「Current Branch for Business」「Long-Term Servicing Branch」のWindows 10をサポートするという。
Configuration Managerは「頻繁」かつ漸進的にアップデートされるという。さらに、「System Center」のほかの製品と「Windows Server」が2016暦年に出荷されるとき、Microsoftはそれに合わせてConfiguration Managerの1つのバージョンも出荷する予定だという。
MicrosoftはConfiguration Managerの各バージョンまたはアップデートを12カ月間サポートし、その後、顧客にサポート継続の条件として最新バージョンへの移行を求める予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。