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日本株展望

株価が割安な銘柄を選ぶことで投資リスクはある程度抑えられる

ZDNet Japan Staff

2015-10-28 10:43

 株式投資の代表的スタイルは、2つある。1つは成長株投資、もう1つは割安株投資だ。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の投資スタイルを紹介する。

日本株ファンドマネージャー時代の投資スタイル

 窪田氏は、25年の日本株ファンドマネージャー経験がある。投資信託や年金などで常時1000億~2000億円のファンド運用を担当していたという。

 窪田氏は、主に割安株への投資で、ベンチマークである東証株価指数(TOPIX)を大きく上回るパフォーマンスを上げてきたと説明。割安株をコアとして長期保有しながら、成長株で短期売買を繰り返しつつ、鞘をかせぐことを目指していたとのことだ。

 株式投資の初心者は、まず割安株投資から開始した方がいいだろう。配当利回りの高い大型株が最初の候補となる。小型成長株に投資する場合は、企業内容をよく知っているものから始めるべきだ。小型成長株には値動きの荒いものが多く、売買タイミングが難しい場合がある。

割安な成長株はなかなか存在しない

 もし、成長性が高く、株価が割安な銘柄があれば、それは成長株投資家も割安株投資家も、どちらも投資したいと思うだろう。ところが、割安な成長株はなかなか存在しない。成長性の高い株は、往々にして人気が高く、株価の割安度をはかる代表的な指標である株価収益率(PER)が30~40倍など高い水準にあることが多い。

 PERで10倍前後など割安な銘柄は成長性が低い、業績になんらかの不安があるなど問題を抱えている銘柄が多くなっている。そこで、良い投資銘柄を見つける方法は、2つある。

(1)成長株投資を重視するファンドマネージャー
 まず、成長性の高い銘柄を探し、その中から株価がなるべく割安なものを選別する。

(2)割安株投資を重視するファンドマネージャー
 まず、株価が割安な銘柄を探し、その中からなるべく成長性の高いものを選ぶ。

 割安な成長株がなかなか見つけられないことから、成長株投資マネージャーのポートフォリオには、PERが高い、配当利回りが低い銘柄が多くなる。一方、割安株投資マネージャーのポートフォリオには、あまり成長性の高くない割安な銘柄が多くなる。

割安な銘柄を選ぶことで投資リスクはある程度抑えられる

 将来のパフォーマンスには、一般的に以下の関係がある。

  1. 割安な不人気株→予想外に高い成長性を実現すれば→株価は大きく上昇
  2. 割安な不人気株→成長性が低ければ→株価は低迷
  3. 割高な人気成長株→期待通り成長性が高ければ→株価はそこそこ上昇
  4. 割高な人気成長株→成長ストーリーが崩壊すると→株価は大きく下落

 ここで、一番避けたいのは4だ。窪田氏は、割高な成長株は短期投資と割り切り、皆が熱狂する株を一緒に買いに行く時は、「株価が下がったらすばやく損切り」を念頭に置いていたという。

保有銘柄見直しのお薦め

 窪田氏は、日経平均は割安で先行き上昇を予想していると話す。ただし、皆が保有されている銘柄がすべて同じように上昇するわけではない。保有銘柄の見直しをすることをお薦めする。

 もし、PERが高く、配当利回りが低い人気株ばかり保有している場合は一部、割安株にも分散投資することをお薦めする。「安かろう悪かろう」銘柄ではなく、まずは「割安な大型優良株」を選ぶことが必要だ。どんな銘柄が良いか、この欄で今後も、いろいろ紹介していきたい。

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