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日本株展望

鉄鋼大手が業績下方修正を発表 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-10-30 11:04

日本の高炉各社が技術力で差別化する力を持っていることへの評価は変わらず

 新日鐵住金、JFE HLDGの2社は、自動車用の高級鋼板などで、明確に差別化した技術力を持つ。したがって、中国メーカーが建設資材などで無謀な増産をしても、直接の影響は受けにくいといえる。

 今期は、(1)原料在庫に在庫評価損が発生する、(2)国内の自動車生産回復が遅れる、(3)高炉改修にコストがかかるなど一時的要因が重なり、利益が予想以上に落ち込むが、中長期的に利益水準を回復させる力はあると判断できる。短期的にはさらに株価が下がるかもしれないが、長期的には買い場と窪田氏は判断しているという。

JFEが発表した上期実績と通期業績予想の修正

 変動要因の説明は、新日鐵住金(5401)とかなりの部分が共通なので割愛する。

上半期(2015年4~9月)実績


(出所:同社決算短信)

通期(2016年3月期)の業績予想


(出所:会社予想はJFE、市場予想は10月28日時点のIFISコンセンサス予想)

電炉株の方が今期の利益の落ち込みは相対的に小さくなる見込み

 鉄スクラップを原料として、電気炉で主に建設資材を作る企業を電炉メーカーという。東京製鉄(5423)・共英製鋼(5440)が、代表的な電炉メーカーだ。

 電炉の今期利益は、高炉ほど落ち込まない見込みだ。建設資材は、ほとんど中国品が流入してこない国内向けだからだ。鉄スクラップ価格が大きく下がり、電力料金も今期は下がっている地域が多いため、原料安メリットを受ける。高炉ほど大きな在庫評価損は発生しない。

 したがって、短期的には電炉株の方が、株価が相対的に堅調かもしれない。ただし、長期的には、技術力で明確な差別化のできている高炉メーカーのほうが、投資先として有望だと思われる。

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