IBMは米国時間11月3日、テキサス州オースティンを拠点にハイブリッドクラウド仲介ソフトウェアを開発するGravitantを買収したと発表した。買収条件は非公開。
IBMは、Gravitantのソフトウェア事業をIBMグローバル・テクノロジー・サービス部門に統合し、ハイブリッドクラウドとエンタープライズサービスを強化する計画だ。
Gravitantの技術によって、企業は複数のハイブリッドクラウドにわたって複数のサプライヤーからソフトウェアやコンピューティングサービスを計画、購入、管理、または「仲介」することができる。
この手のソフトウェアおよびサービスの仲介の利点は、プライベートクラウドとパブリッククラウドの混在する環境が統合され、1つのものとしてデジタルに管理できるようになることだ。
IBMは、Gravitantの統一化された管理コンソールが狙いだった可能性が高い。IBMはこれを、成果と効率を高める方法として顧客に売り込むことができる。同社は既に、Gravitantが持つ機能をIBMクラウドのSaaS製品に統合することを計画している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。