iOSやAndroid、Windows Mobileなどのさまざまなモバイル端末に対応したアプリケーションを開発するために共通的なツールやAPIの提供し、開発者が任意のソフトウェア開発キット(SDK)を取り込むことが可能だ。また、モバイルアプリケーションのプロトタイプ開発を素早くするためのコードレスフォームビルダーを提供。モバイルアプリケーション開発のためのDevOps環境を提供し、チーム開発をサポートするが特徴だという。
McGloin氏は、欧州の鉄道会社がMobile Application Platformを活用することでモバイルアプリケーションを8時間で構築、テストし、作業の効率化や情報伝達の簡素化を実現した例を紹介。「モード1の企業が短時間にモード2の企業へと移行できた」とし、「あらゆる企業でモバイルが柔軟性や俊敏性を生み、新たな収入源を生み出すことになる」とメリットを解説した。
また、McGloin氏は、「Mobile Application Platformは、2014年に買収したFeedhenryの技術をRed Hat JBoss MiddlewareやOpenSift PaaSポートフォリオといった製品やサービスと組み合わせた企業向けの新たなモバイルアプリケーション向けソリューションプラットフォームである。FeedhenryがRed Hatの傘下に入ったということは、これらの技術がオープンソースになるということ。今後半年から9カ月をかけて、新たなリリースからオープンソース化することになる」などと述べた。
さらに、クラウド運用管理向けプロアクティブなシステム管理分析サービスである「Red Hat Insight」を日本で提供を開始することも明らかにした。11月4日から評価利用を開始し、2016年3月からサブスクリプションサービスの販売を開始する。

Mobile Application PlatformとOpenShiftを組み合わせることでよりメリットを得られるという