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日本株展望

割安株に長期投資、成長株に短期投資--投資の参考銘柄を紹介 - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2015-11-19 10:43

大手銀行株

3メガ銀行の11月18日時点の株価、株価指標と最低投資金額


(注:楽天証券経済研究所が作成)

 本連載で何回もご紹介しているが、3メガ銀行は、好配当利回りの割安株として、長期投資に向いていると窪田氏は話す。1990年代の不良債権問題から完全に立ち直り、財務内容は良好だ。信用格付で欧州の銀行を抜き、国際競争をする上で、優位な位置にある。国内の利益が伸び悩んでいるが、アジアやアメリカの金融機関の買収など、積極的に海外事業を拡大している。

 海外での利益拡大によって、将来的に、少しずつ最高益を更新していくことができるだろうと窪田氏は予想しているという。そうした投資魅力が、まだ株式市場で十分に評価されていない。株価は、配当利回りが高く、PER/PBRが低い割安株であり、長期投資対象として有望と考えられる。

通信株

携帯電話3社の11月18日時点の株価、株価指標と最低投資金額


(注:楽天証券経済研究所が作成)

 安倍首相が「携帯電話料金の引き下げが必要」と発言してから、ケータイ電話3社は、すっかり不人気株になった。料金の大幅引き下げによって、利益が縮小する懸念が株価を抑えている。

 今後、携帯電話料金の引き下げは進むだろうが、窪田氏は、それでも日本のケータイ電話3社は、高収益を維持できると考えているという。スマホへの転換がさらに進むことによって高水準のARPU(平均月額料金)を維持できるとみているからだ。スマホの性能がどんどん上がっていく過程で、パソコンの仕事をスマホがどんどん奪っていく時代になると考えられる。

 KDDI(9433)、NTTドコモ(9437)は、値上がり期待は低いが、好配当利回りの魅力から、長期投資対象にふさわしいと考えられる。

 ソフトバンクグループ(9984)は、配当利回りは低いが、PERの低い割安な成長株として注目できる。ソフトバンクは過去に、人気株になったり不人気株になったりを、繰り返してきた。今は、不人気株だ。

 国内ケータイ電話料金の引き下げ懸念、米国で買収した通信会社SPrintの業績不振などが不安材料となって、ソストバンクの株価低迷につながっている。「ソフトバンクはもう成長株ではない」との声も聞かれる。

 窪田氏は、ソフトバンクがこれから、もう一回、成長性で注目される時が来ると話す。米子会社SPrintを成長させる夢は破れたが、投資したキャッシュは回収できるだろうという。国内の通信事業で高成長は期待できないが、スマホ拡大による成長余地は残っていると考えられる。これからスマホがPCの役割をどんどん担っていく時代になると予想されるからだ。

 ソフトバンクが、中国のEコマース市場で一人勝ちのアリババの大株主であることは注目できる。アリババの高成長は始まったばかりだ。競争が少なく利益率の高い中国で、高成長と高利益率を両立していけると判断できるという。

 また、すぐに大きな利益をあげることはないが、電力(メガソーラー)事業も、遠い将来、利益を稼いでいく柱の1つになると予想される。ソーラー発電が、補助金なしで、競争力のある電源として成長する時代が近づいていることに注目できる。また、大きな利益を稼ぐことはできないだろうが、ロボット事業(ペッパーの貸し出し)も、将来の利益に貢献する事業として話題性がある。

 次回は、窪田氏が投資候補と考える割安株の話を続ける。

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