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セールスフォースの成長戦略、ベニオフCEOらの発言から読み解く - (page 3)

Chris Kanaracus (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2015-11-30 06:15

IT分野でのシェアの拡大

 Salesforce.comは同四半期、大規模な契約を数多く締結した。また顧客は、同社製品に巨額の投資を行うとともに、より幅広い分野で活用するようにもなってきている。さらに、企業のCEOたちからの引き合いもあるという。Benioff氏は次のように述べた。

 CEOたちがSalesforce.comに興味を抱く理由は、当社を成長に向けた触媒として見ているためだ。(中略)会社の業態や規模に関係なく、またビジネスモデルがB2BかB2Cであるかに関係なく、大企業であるか小企業であるかに関係なく、業界に関係なく、CEOたちは当社を信頼できるアドバイザーとして、そして新たな顧客戦略やデジタル戦略、エンゲージメントモデルを見つけ出したり、カスタマーカンパニーへの変革に向けた斬新な方法を生み出すための真の支援者として捉えている。

 第3四半期における大規模な契約の数は、前年同期と比較すると、その価値という点で大幅に増加した。われわれと企業の関係はより大きなものとなってきている。また、より幅広いものにもなってきている。さらに、より戦略的、かつ深いものにもなってきている。われわれは現在、世界的に有名な大手ブランドとも連携している。

 Benioff氏は大規模な契約を締結した企業としてGMの名を挙げるとともに、Salesforce.comの「Marketing Cloud」関連で、「極めて大きな」ある小売業者とこれまでにない規模の契約を締結したと述べた。

 彼らは、顧客のエクスペリエンスを、あらゆるチャネルを横断してパーソナライズすることで、新たな段階に移行しようとしている。われわれは、彼らのオムニチャネルなコンシューマーエンゲージメント戦略の中核に位置することになる。これによって彼らは、顧客とのあらゆる接点で、高度にパーソナライズされた、そして見通しの良い1対1の関係を築けるようになる。これは非常に説得力があるはずだ。

筆者の見解:大手企業を顧客として獲得することで、ベンダーのイメージが向上するのは間違いない。しかも、それによって新製品に対する安心感が創出され、全体的なインストールベースの拡大にもつながる。2016年のDreamforceカンファレンスにGMや、名前の挙げられていない先の大手小売業者が登場し、事例を発表してくれる日が楽しみだ。

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