レッドハットは11月26日、同日付で、新代表取締役社長として望月弘一(もちづき・ひろかず)氏が入社、就任すると発表した。これまで暫定社長を務めてきたダーク-ピーター・ヴァン・ルーウェン氏は、引き続きレッドハットアジアパシフィック Pte Ltd シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー アジアパシフィックジャパンとして、業務を遂行する。

レッドハット 望月弘一新社長(レッドハット提供)
望月氏は20年あまり日本IBMに在籍し、営業担当者としてキャリアをスタートした後、日本やアジア太平洋地域で営業、戦略、およびマーケティング管理など様々な職務に従事。
1998年からは2年間の米国IBM本社勤務、2000年から営業部長を経験した後、2004年1月にアジア太平洋地域グローバル・サービス事業のオペレーション本部長に就任し、当該地域でのサービス事業の戦略立案、事業展開をリード。2005年には日本のグローバル・サービス事業のオペレーション本部長兼理事に就任した。また、2007年には、グローバル・ファイナンシング事業部長兼執行役員に就任。
2010年、日本電信電話株式会社(NTT)が買収した南アフリカのIT大手ディメンションデータの日本法人、ディメンションデータジャパン(旧社名:データクラフトジャパン)の代表取締役社長に就任。以来5年間、同社のセールス、ソリューションサービス、マネージドサービス、プロフェッショナルサービス、財務、およびすべての支援部門を含む日本事業を統括してきた経歴を持つ。
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レッドハットは、望月の新しいリーダーシップのもと、クラウド、IoT/ビッグデータ、ストレージ、モバイル分野にまで多様化するソリューションポートフォリオを駆使し、パートナー企業様との連携をさらに強化することで、新たな市場開拓を目指していくとしている。また、日本市場におけるお客様の要望に応えるために、営業、マーケティング、および技術部門の体制強化に投資を継続し、オープンソース技術によって顧客のビジネスへの貢献に尽力するとのこと。
また、ヴァン・ルーウェン氏は、以下のようにコメントしている。
「望月は、日本IBMやディメンションデータなど日本のハイテク業界における豊富な経験と実績を持っており、今後、オープンソースソリューションやレッドハットの製品・サービスを日本のエンタープライズ企業へ提供、展開する上で、強力なリーダーシップを発揮すると確信している」