キーバリュー型を発展させた時系列DB「riak TS」を発表--Basho

怒賀新也 (編集部) 2015年12月01日 07時30分

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 NoSQLデータベース(DB)を提供するBashoジャパンは11月20日に、キーバリュー型データベースを発展させ、時系列データの高速読み取りと書き込みに最適化した「riak TS」を発表した。

 Bashoの主な製品ラインアップは、分散NoSQL DB「riak KV」、オブジェクトストレージ「riak S2」など。ここに、時系列でのデータ処理に特化したTSを追加する形になる。TSを8月に提供を開始したビッグデータアプリケーションの管理を一元化する「Basho Data Platform」のストレージインスタンスと位置づけられている。

 Bashoジャパンの森英悟氏によると、riak TSは新機能といっても、riak KVを踏襲した上で、時系列データの操作に最適化したものという表現の方が近いという。

 時系列データを扱うために最適化した機能として具体的に、レンジクエリによりデータを簡単に取得できるようにした。1キーに1バリューという構成のキーバリューであるが、リレーショナルデータベースにおけるSQLに慣れたユーザーが検索しやすいように「SQLライク」な機能を実装した。

 また関連する複数データを1つの塊としてまとめることにより、データベースのディスクへのアクセス回数を減らし、データの書き込み性能を改善。このほか、データの有効期限によりデータを圧縮する機能なども今後実装していく予定だ。

 膨大な量の時系列データを自動的に均等に分散保存することで、データの配置先を考える必要をなくしたことも特徴としている。

 時系列処理が生かせる領域として、例えばIoTに関連するデバイスデータ、金融経済データ、科学的観測データなどがあるという。riak TSを採用した企業に、The Weather Companyがある。日照、風、レーダー、気温、湿度など大量データを収集し、Basho Data Platformに格納し、分析、処理することで、天気予報の予測精度の向上を図っている。

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