シマンテックは、12月2日、5000万ドル以上を投資し、サイバーセキュリティサービス事業拠点を世界規模で拡大する計画を発表した。この投資の一部は、12月2日に運営開始するシンガポールのセキュリティオペレーションセンター(SOC)にも充てられ、アジア太平洋地域で活動するシマンテックのサイバーセキュリティサービス専門家は2倍に増員されることになる。
新設されたシンガポールのSOC
また今回の投資は、チェンナイ(インド)と東京のSOC拡充でも活用され、12カ月以内に欧州でもSOCを増設する。
最終的には全世界で8カ所のSOCを展開することになり、すでに活動しているシマンテック社内の500人以上の有資格のサイバーセキュリティ専門家をさらに増員し、サイバー攻撃ライフサイクルのあらゆる段階に対応できるようにしていく。
シマンテックによれば、同社のSOCは、世界中で1日に300億のログを分析して企業システムを総合的に保護しており、シンガポールにおけるSOCの設立により、脅威の検知から対処までの時間が短縮し、セキュリティ費用の削減やプロアクティブな脅威対策が一層進められるという。