業務アプリケーションベンダーを代表して、OBC 開発本部部長 日野和麻呂氏がユーザーの移行状況を説明した。「当社のようなパッケージソフトの場合、データベースのみを切り替えることはなく、パッケージそのものを切り替えていただくことになる。そこでバージョンアップが業務改善につながることをアピールし、割引価格で移行できるキャンペーンを実施した結果、18カ月間で、旧バージョンを使うユーザー約70%の移行を実現した。これを受け、キャンペーン期間を延長し、2016年3月までとする」(日野)
サポート終了までの時間が限られていることから、日本マイクロソフトでは、まず取り組むべきこととして、(1)社内で稼働するSQL Server 2005の台数、用途、場所など既存サーバ環境の棚卸し、(2)クラウドか、オンプレミスかなど移行先の選択、(3)移行に必要な費用、場所、期間など予算とスケジュールの確認――を挙げている。「わからない点については、気軽に、ただしできるだけ早めにパートナー企業に相談してほしい」(佐藤氏)
SQL Server 2005からの移行スケジュール例