
安全なプライベートメッセージングサービスの利点と難点
誰もが使える安全なプライベートメッセージングサービスを使えると聞けば、いいことのように思える。しかし、テロリストも安全なプライベートメッセージを送れるとなればどうだろうか。
この分野ではSnapChatやWhatsAppがプライバシーを侵害しているというニュースが人目を引いたが、今では米国家安全保障局(NSA)を含むあらゆる相手から個人のメッセージを保護する、「Signal」「Wickr」「Telegram」などの暗号化メッセージングアプリが出回っている。
パリで起こったISISのテロのあと、政府はテロリストの行動を応援する人々の活動を監視し、安全なプライベートメッセージングアプリの利用が増えていることを指摘している。しかし、これは一筋縄でいく問題ではない。政府にバックドアを提供すれば、悪意のあるハッカーやテロリストの標的にもなってしまう。いたちごっこだ。
提供:Guillaume Payen/Corbis