パブリッククラウドの影響大きい--SPARC M7を発表したオラクルのハードウェア戦略 - (page 2)

末岡洋子

2015-12-11 07:00

 シリコン・セキュアド・メモリはメインフレームのカラーリングという技術を応用し、メモリを割り当てると同時に鍵を割り当てる。一致していなければアクセスできないというもので、Oracleが初めてハードウェアに実装したとのことだ。

M7では暗号化技術を組み込んだ
M7では暗号化技術を組み込んだ
シリコン・セキュアド・メモリの仕組み。これにより、Heartbleedなどの脆弱性に対応できる
シリコン・セキュアド・メモリの仕組み。これにより、Heartbleedなどの脆弱性に対応できる

 Donatteli氏によると、この機能への潜在的ニーズは高い。「多くの顧客がデータを暗号化したいが、性能に影響が出ることから進んでこなかった」とDonatelli氏。そこでOracleでは暗号化アクセラレータをプロセッサに組み込むことで、「暗号化を小さなオーバーヘッドで高速に行う」という。

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