シリコン・セキュアド・メモリはメインフレームのカラーリングという技術を応用し、メモリを割り当てると同時に鍵を割り当てる。一致していなければアクセスできないというもので、Oracleが初めてハードウェアに実装したとのことだ。
M7では暗号化技術を組み込んだ
シリコン・セキュアド・メモリの仕組み。これにより、Heartbleedなどの脆弱性に対応できる
Donatteli氏によると、この機能への潜在的ニーズは高い。「多くの顧客がデータを暗号化したいが、性能に影響が出ることから進んでこなかった」とDonatelli氏。そこでOracleでは暗号化アクセラレータをプロセッサに組み込むことで、「暗号化を小さなオーバーヘッドで高速に行う」という。