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日本株展望

外国人の売買に振り回されて乱高下する日経平均

ZDNet Japan Staff

2015-12-14 10:44

 12月7日週の日経平均は、274円安の1万9230円だった。(1)原油急落、(2)円高(ドル安)を嫌気して、外国人投資家から日経平均先物に手じまい売りが出た。

 12月14日週の日経平均は、週初さらに大きく下がる見込みだ。11日のNYダウが前日比309ドル安と下落し、CME日経平均先物が1万8695円まで下落しているからだ。楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が解説する。

外国人の売買に振り回されて乱高下する日経平均

日経平均日足:2015年8月3日~12月14日


 まず、8月以降の日経平均の動きを、簡単に振り返りたい。

(1)8月後半~9月:世界同時株安の中で日経平均も急落

 日本株を強引に売り崩したのは外国人投資家だ。原油急落によって原油収入が不足するのを補うために中東産油国が世界の株式を売ったことが分かっている。

 さらに、中国経済への不安、米FRBが9月にも利上げを実施するという不安から、海外のヘッジファンドもリスクポジションを縮小するために世界の株を売った。世界中の株が同時に急落した中で、リーマンショックのような世界景気後退が起こるという不安も語られた。

(2)10月~11月:世界的に株が反発する中で、日経平均も反発

 産油国の日本株売りは一巡した。原油価格が一旦反発し、産油国の売りへの警戒は薄れた。米FRBは9~10月の利上げを見送た。中国や資源国の景気は悪化しているものの、世界不況が始まるわけではなく、過剰な悲観は修正された。

 ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁が12月にも追加緩和を行うことを明言しており、金融緩和への期待が欧州株を上昇させた。そうした環境下で、外国人投資家が日本株を買い越し、日経平均は上昇した。

(3)12月:世界の株式が反落する中で、日経平均も反落

 ECBは追加緩和を実施したが、内容が市場の期待を下回り、失望された。原油が再び急落し、産油国の景気が一段と悪化する不安が広がった。

 12月15~16日の米FOMC(金融政策決定会合)で9年半ぶりの利上げが予想されているが、イベントが近づくにつれ、リスクポジションを縮小する動きがヘッジファンドなどに広がり、世界的に株が反落している。

 利上げというイベント後に、(ドル買い)材料が出尽くしになるとの思惑から、為替市場では、ドルの買い持ちを縮小する動きが出て、やや円高(ドル安)が進んだ。円高進行が日本株をさらに売る材料となった。

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