エンターテインメント事業とライフスタイルサポート事業を手掛けるエイチームは、スマートフォン向けゲームの開発と運営を支えるゲームインフラ基盤としてクラウドサービスを採用した。本番環境での利用を前提として、まず開発環境での稼働を開始している。
エイチームは、経営環境の変化に応じて、いち早くソーシャルアプリ及びスマートフォンアプリに力を入れ、SNSやスマートフォンの特性を生かした新規アプリの開発に注力している。
同社では今回、エンターテインメント事業の中核を担うゲーム事業の企画・開発・運営を強化し、日本、北米、アジアに加えて、欧州向けユーザーにもゲームサービスの提供地域を拡大すべく、安定したパフォーマンスを全てのゲームプレイヤーに提供できる基盤を求めていた。
スマートフォン向けゲームの開発と運営を支える新たな基盤として、数カ月の検証の結果、IBMのクラウド「SoftLayer」を採用した。本番環境での利用を前提とし、すでに開発環境での稼動を開始している。
SoftLayerは、 高品質かつ高速なネットワークにより、必要な時に必要なIT資源を柔軟かつ迅速に利用できるクラウドサービス。エイチームは今回、世界の多拠点にあるデータセンターを利用し、ベアメタルサーバ、グローバルの高速ネットワークサービス、仮想サーバ、ストレージ、ロードバランサ、ファイアウォールなどSoftLayerの全サービスと機能を活用し、高い安定性と性能、そしてセキュリティを備えたインフラ構築に取り組んでいく。
今後は、エンターテインメント事業において、スマートフォン/タブレット端末向けサービスを軸に、世界で通用するゲームメーカーへと成長することを目標としている。