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鳥取大学、ストレージ基盤を更新--キャンパス間で災害対策環境を構築

NO BUDGET

2015-12-29 09:42

 国立大学法人鳥取大学は、学内のITシステムを支えるストレージ基盤を更新、これまで不十分だった鳥取・米子の両キャンパス間での完全な災害対策環境などを実現した。製品を提供したネットアップがユーザー事例として公表した。

 鳥取大学は、鳥取市湖山町と米子市のキャンパスで、地域学部、医学部、工学部、農学部の4学部と、これらの分野に関してさらに高度な研究を行う大学院を運営するほか、独自の取り組みとして、乾燥地の砂漠化防止や農業開発利用などを総合的に研究している日本唯一の研究機関「乾燥地研究センター」を鳥取砂丘の近くに設置・運営。

 ICT活用においては、大学全体の事務や教育・研究活動向けに総合メディア基盤センターを設置し、大学関係者や学生向けの大規模なメールサーバ、学生用ホームディレクトリ、サーバ仮想化基盤などを提供している。

 これまでも鳥取大学では、これらのICT基盤を支えるストレージシステムとして、ネットアップのストレージを利用し、物理的に離れた両キャンパスでストレージ間のデータ同期によるデータ保護にも取り組んでいた。しかし厳密には鳥取キャンパスのデータは米子キャンパスに同期されていなかったため、鳥取キャンパスにデータ損失があった場合の十分なバックアップ体制が構築できていなかったという。

 こうした経緯から、既存ストレージのリース期限が迫り、ストレージ環境の更新を決定した際、以下の要件で新たなストレージを検討、入札を実施した。

  • 従来のストレージ構成では不十分だった、鳥取・米子の両キャンパス間での完全な災害対策環境の構築
  • 既存ストレージのリース期限満了に伴う、新しいストレージ環境への移行
  • 既存ストレージ環境からの迅速かつ安全なデータ移行が可能なストレージシステム

 そうして採用されたのがNetApp FASシステムだった。鳥取と米子の両キャンパスには、アクティブ・アクティブ構成の「NetApp FAS8020A」を導入、データの相互バックアップと大規模災害時のシステム復旧を実現するため、ディスク容量やアクセス性能を含むストレージシステムの仕様を完全に統一した。

 また、SSDベースの先進的な高速キャッシュソリューション「Flash Pool」によりストレージ性能を大幅に強化するとともに、ディスク領域全体でデータ重複排除機能「NetApp Deduplication」を導入し、特にサーバ仮想化基盤では約50%の重複排除率を達成。

 データ保護には従来と同様にSnapshotおよびSnapMirrorを最大限に活用し、各サイトのストレージ内では多世代バックアップを目的とするSnapshotを実行している。

 さらに鳥取大学では、メールスプールやサーバ仮想化基盤のディスク領域でMultiStore機能を活用することで、特定のサーバのみから見える仮想的なNetAppストレージを作り、外部からの不正アクセスを防ぐなど、悪意ある第三者からの不正アクセスに対処している。

(ネットアップ提供)
(ネットアップ提供)

 今回の更新による効果は以下の通り。

  • 新旧ストレージがNetApp製品だったため、SnapMirrorによる迅速なデータ移行を実現
  • 将来の利用者数の増加やサーバのさらなる仮想化集約にも対応できる優れたストレージ性能を確保
  • 同一仕様のストレージを配置した鳥取・米子の両キャンパス間の双方向バックアップ体制を構築したことにより、完全な災害対策環境を実現

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