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日本株展望

12月のNYダウ下落に一番影響したのは原油下落

ZDNet Japan Staff

2015-12-24 10:34

 休日前(12月22日)の日経平均は、29円安の1万8886円だった。今回は、12月22日および23日のNYダウおよび原油先物の動きについて、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏が解説する。

12月22日のWTI原油先物/NYダウの動き(23日の動きは後述する)

WTI原油先物(期近)とNYダウの動き:2015年12月1日~22日

(出所:ブルームバーグより楽天証券経済研究所が作成)
(出所:ブルームバーグより楽天証券経済研究所が作成)
(出所:ブルームバーグより楽天証券経済研究所が作成)

 12月22日のNYダウは、WTI原油先物が反発したことを好感して、前日比165ドル高の1万7417ドルとなった。

12月のNYダウ下落に一番影響したのは原油下落

 年末までの短期的な値動きを考えるうえで、引き続き影響が大きいのは原油先物になるだろう。

  1. 原油下落は、産油国による金融資産売却(原油収入減少を補完)を誘発する懸念を生むこと。
  2. 産油国景気の一段の悪化につながること。
  3. 米国でもシェール・ガス・オイル業者の破綻など短期的に悪影響が及ぶ懸念があること。

 米景気は、エネルギー価格が安くなった恩恵で、これまで好調だ。自国から安価なシェールガスオイルが大量に産出されるようになった影響は、大きかったと思われる。規模の大きいシェール油田では、採掘コストの低下が進んでおり、原油価格が低下してきても採算をとれるようになってきている。

 ただし、小規模で高コストのシェール油田では、採算割れで破綻するところが増える懸念がある。原油の急落ピッチが速すぎると、米景気に短期的にマイナス効果が及ぶ懸念がある。

 12月には、世界が注目する金融政策の変更があったが、12月中のNYダウの動きで見ると、今のところ大きな影響を及ぼしていない。

  1. ECB(欧州中央銀行)の追加金融緩和があったが、市場期待を下回り好感されなかった。
  2. 米FRBが9年半ぶりの利上げを実行したが、織り込み済みで大きな影響を及ぼさなかった。
  3. 日銀が金融緩和の補完策を発表したが、内容が小粒で大きな影響を及ぼさなかった。

12月23日の米国市場の動き

  • WTI原油先物(期近):1バレル37.50ドル(前日比1.36ドル高)
  • NYダウ:1万7602ドル(前日比185ドル高)
  • CME日経平均先物1万9055円(12月22日の日経平均終値比168円高)
  • 為替:1ドル120.88円(日本時間で12月24日午前6時時点)

 24日の日経平均は、NYダウ/原油先物の続伸を好感し、上昇することが予想される。

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