本記事の前編では、ゲームアプリケーションを稼働させるプラットフォームとなるアプリケーションサーバを構築しました。クラウド上でプラットフォーム機能を提供するサービスをPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)と呼びます。
後編では、アプリケーションサーバ上にゲームアプリケーションをでデプロイ(配置)して、パソコンとスマホのブラウザからアクセスし、遊ぶところまでやってみましょう。
クマさんのアクションゲームを作ってみよう
ヒロシ「さあ、これで僕らだけのアプリケーションサーバが立ち上がったわけだ」
タロウ「いよいよゲームアプリを作るんだね」
ヒロシ「その通り。といっても、一からゲームアプリを作るのは大変だから、今回は、既にあるお手本を使う。お手本のプログラムソースコードに少し手を入れて実行して、ゲームアプリの動作を確認していこう。プログラムソースコードを変更することを、ソースコードを編集するというんだ」
タロウ「ソースコードの編集をするのには、なにか特別のソフトを用意しないといけないのかな」
ヒロシ「実はそれも、Bluemixが用意してくれているんだ。BluemixのDevOps(デブオプス)サービスを利用すると、ウェブブラウザ上でソースコードを編集し、編集したソースコードをアプリケーションサーバに配置(デプロイ)して実行できる。実行しているアプリケーションにブラウザからアクセスすると、応答を得ることができる」(図15)
図15:ソースコードの編集とデプロイのイメージ
タロウ「作ったゲームアプリは、スマホでも遊べるの?」
ヒロシ「今回作るのはアプリケーションサーバ上で稼働するゲームだから、パソコンでもスマホでも、ウェブブラウザを使ってアプリケーションサーバにアクセスすれば大丈夫だよ」